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行動 ページ5

彼に謎に懐かれてから、一日の八割ほどアヤックスと行動するようになった気がする。






「ねえA、今度Aの家に行きたいんだけど…」






『おもしろいものは無いよ』





「ちぇ、つれないな」






最近はずっと私の家に来たがるのだ。









『ん〜……じゃあアヤックス、君には仕事があるんだから、それ全部完璧にこなしてくれれば家に招待してあげる。どう?』




おまけに君のためにケーキも焼いてあげようか、と優しく言うと




「…わかった、絶対だからね」










きゅ、と控えめに手を握られて、また可愛いなあと思ってしまう。




やはりたくさん弟や妹がいると言っても彼自身も弟なのだ。








『うん、絶対ね』












柔く手を握り返すとニコリと笑うものだから、小さい子は可愛い。





…………小さくないか。












「……………それで、俺の仕事って何?」







『はあ…………』















このあとは彼と手を繋ぎながら、彼の上司を探すことになったのだった。

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作成日時:2022年7月18日 22時

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