添加物はラブだけど-BH- (ページ19)

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＊

私達の順番が来る１つ前に

『あの、どうぞ、お先に…
溶けますから、』

後ろ振り返って

思い切って声かけたら

その瞬間

その人は
急にキャップを

グッと……
深くかぶり直そうとしてる

でも素直に

「あ、どうも

ありがとうございます？！」

と言われた。

「あ、どーぞ」

ジヒョが後ろに下がろうとした時に

その人と目が合う……

「えっ？ええ???」
『…ぇ？？あ"！？』

『な、な、んで、？』

「しっ！」

人差し指で警告を鳴らされたけど

相手がそうするより早く

バカな私は

また言ってしまった

「お………オンソンウ！」

周りの空気読めなくて

ゴメンね、

なんで言っちゃったんだろう

ソンウ君は慌てて

あっという間に
支払ったアイスクリームの袋を

ぎゅっと掴んだ

オンソンウ君の反対側の腕は

「ありがとうございました～～」

の声と同時に

『…ま、っ、へ？あ、ちょっ』

私の片手を鷲掴みして

そのまんま

コンビニから連れ出されてしまった

お弁当…

私のお昼ww

ジヒョの両手にひょこんと

乗ってるみたいだけどwww

驚きすぎてるジヒョを

振り返る時間もなくて

「ジヒョ、持って帰ってー」

声だけを残して
彼女を置き去りにしちゃった

「え、あ～～A～？
えっ、オンソンウって……
マジで？ガチで本物だった？」

…………………