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遠い昔の頃、人間や魔法使い達は妖精という存在を崇めていた。

しかし、現代化していくと共に、妖精達の住む場所も無くなっていき────。

そこで現れたのは、勇者御一行。

勇者御一行は、妖精である私を仲間にしてくれ、妖精の場所も必ず取り返してみせると言った。

そんな言葉に感動し、私は勇者に恋をした。

魔王を倒し、英雄となった勇者御一行。

英雄の勇者は、これから世界を平和にするぞ!と言い、ついに私の約束を果たしてくれるのか!と思った矢先───。

『お前いらない。』

ポイッと私を捨てた。

え?え?と困惑する私。

そして、英雄の勇者は続けてこう言う。

『やっぱ、演じててよかったー。妖精であるお前は、何やってもダメだったからなー。お前は所詮、このパーティーをよく見せてくれる、ただのお飾りなんだよ。妖精がいる事で、なんて優しい勇者御一行なの!って言わせる、ただのお飾りって事なんだよ!という事で、俺達の目の前から消えてくれ。』

と言われ、私は分かった。

こいつは英雄なんかでも、勇者なんかでもなく、とんでもないゴミだったって事に!

いいじゃない!やってやろうじゃない!

次勇者になるのは、私!

英雄になるのも、私なんだからっ!執筆状態:連載中




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設定タグ:ファンタジー , 恋愛 , 勇者御一行   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:天江 夏穂 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年11月9日 14時

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