眼帯少女は色んな意味で狙われています。７

Chap.309 ページ43

安「間違ってはないですけど
語弊があります。」

沖「ほう、もう決まりですね。

あなたはAよりも、その女性達が
大事だということなんですね。」

安「な…！？」

二人は気づいていないけれど
周りのお客さんが興味津々に

私たちのいるテーブルを見ている。

美形男子二人が何やら言い争いを
してるとなれば興味を持つのは普通か。

『安室さん！ムキにならないでください。
沖矢さんも、あまりいじめないで…。』

沖「いじめていません。」
安「いじめられてない！」

あまりの勢いに驚いて、口を閉じた。

クスクスと笑う声が二人にも聞こえたのか
バツの悪そうな顔をして、そっぽを向く。

安「すみません、取り乱しました。
でも、本当に一人暮らしだけはさせません。」

沖「万が一のことも考えて決断をしてください。

もし黒ずくめの組織にAのことが
バレたりしたら…って何ですか、その顔。」

沖矢さんの方が見れないのは
安室さんも同じなようで。

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