【銀魂】銀髪ホストと黒髪上司。

26　[自然な笑みを。] ページ29

銀時side


俺の仕事は女に喜んでもらうこと。


ありきたりな言葉を並べればそれをはく。


女はそれだけで喜ぶから安いもんだ。







なんて、俺は思っちゃいない。



けど、仕事は仕事だ。


可愛いから可愛いって言ってるわけじゃない


本音でもない。


ただの偽りの笑顔。



優しくすればお金をくれる。


相手にすれば金が勝手に入ってくる


全て偽りってわけだ。




けど、天野宮さ……Aって子に接する時だけ


俺がいつもの俺でいられる。


自然な俺でいられる気がした。


だからこの子は俺のお気に入り


もっと俺を引き出して欲しい。

その代わりにこの子の笑顔を引き出したい。

自然に笑える時がくればいいな。


A「…Sですね。」

頬をほんのりと染めてご機嫌斜めな様子。

銀時「そーか？気のせいでしょ。」

ヘラリと笑って見せるとこの子は
ふふっ…と自然に笑ってくれた。

…あれ？この子って歳いくつだっけな…


銀時「天野宮さんって、歳いくつ？」


A「へ？…21です」


銀時「あ…そう、俺22だわ。年上」

勝ち誇ったように笑ってみると

今度はムッと下唇をつきだした


…可愛い……。



って何言ってんだろ……お客だっつーの。


でも、出来ることがあるならば

なにか役にたつように手伝ってやりたい。

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