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1-2「五条悟のとある一日」 ページ3

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「"白ういろ"と"こしあんういろ"1本ずつ下さい」


12月8日に降る雪の日(八日吹き)、僕五条悟は愛知県の名古屋市に来ていた。

 だから甘い匂いを漂わせて僕に食べられるのを待っていただろう"ういろう"達を買った。
『ういろう』
・名古屋名物
「はぁー…帰りたくねぇ」


 夏油傑、呪霊操術を操る特級呪詛師が12月24日に百鬼夜行を行うと宣言し呪術師側は猫の手も借りたいぐらい忙しいのに、名古屋市で特級仮想怨霊の呪胎を非呪術師数十名の目視で"窓"が派遣され発見したのが4時間程前。そして五条悟はその呪胎を30分程前、僅か数分で祓い(コロシ)名古屋を満喫していたのだ。

 しかしそれも一時(ひととき)、上から指示が入った。よくある呪詛師もどき案件だ。

唯でさえ忙しいのに出てくるなよ。

 僕は舌打ちをした。

 今回の呪詛師もどきは、任務中だった二級呪術師の"帳"に穴を開け彼に襲い掛かったらしい。
呪術師は呪霊を祓えたは良いものの呪詛師もどきに斬られ重症で帰って来た。高速で動ける術式の呪術師()速度(スピード)負けした事実は多くの呪術師を(おびや)かせた。

 五条は目撃情報と目をたよにり探し名古屋と言っても人通りも少ない大通りの裏手にある細い道まで気づかれない様に呪詛師もどきをストーキングした。
途中伊地知から送られてきた呪詛師もどき(アイツ)の情報によると彼の名前は桑A。母は行方不明、父は故人。○○中在学中で素行不良で色々問題を起こしてる。


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※一話分が一ページに収まらない為、二ページ通用しています。

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作者名:黙れカス蕎麦 | 作成日時:2019年9月23日 15時

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