甘い時間。7

サイン。 ページ10

A「あっ…待って、んん…」


「んっ…はぁっ…」


A「んっ…はぁっ」





久しぶりにAを抱く。


久しぶりに会ったAは


なんだかとても難しい顔してた。


何を悩んでるのか


まだわからない俺。




ほんの少しの異変、変化に気付くのに


核心までわからない。


そう簡単に口を開くような人じゃないから


聞き出すまでに時間がかかる。


わかっているけど


どうしたのか気になるよね。


だからって無理に聞こうとはしないけど。




俺も弱ってるところとか疲れてるところは


あまり見せたくないから。


なんてゆーか、似てるところあるから


ほっとけないのもある。





こうして滅多に自分から好きって言わないのに


好き、ってたくさん言ってくれたり


自分からキスしたり、


ぎゅっと服掴んで離れなかったり


Aなりに俺に甘えてるのがすごく可愛い。


甘えるのなんて超レアだし


なんかすごく嬉しい。



だからAの気持ち


全部受け止めたいし


こうしてサインくれんの、すごく嬉しいんだ。


いっぱいいっぱい愛して


Aの不安や、悲しい、辛い気持ち


少しでも無くなればいいなって思う。




俺がAに会って疲れが取れるみたいに


Aに会わなきゃ、ダメなように


会わない日が続くと電池切れちゃうみたいに


力が入らなかったり


A不足で干からびるみたいに


それだけ必要で大事なんだって


Aも俺と同じ気持ちでいて欲しい。




俺も大好きだよって


伝わるように


赤く染まる頬に、唇にキスを落として


ツンと先が立ってる可愛い胸にもキスして、


俺でいっぱいにする。





A「やっ…も、んん…」


「まだ足りない」


A「んっ…おかしくなっちゃ、」


「ふふっ、可愛い」


A「あぁっ…！」







目の前で揺れる胸。


抱き合うこの体勢、好き。


ぎゅっと背中に手を回すAの手が


より俺らを密着させる。




首筋、耳を舐めると


Aの中がきゅーっと狭くなって


ビクンと体が揺れた。

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