ep.73パニック ページ29
銀時が最低な事をしている間、水面上のAは何やら考えあぐねていた。
うーん…何か思ったより大丈夫そう?
ぷかぷか浮かんでいる銀時は割と器用にバタ足をこなしている。まぁ、夢中になっているのは別の理由であるのだが、それをAが知る訳も無い。
そんな彼に天罰が下るのは言うまでも無いであろう。
ん、いいよね。
Aは1人頷くと、
パッ
「!!??」
銀時の手を何の前触れも無く離した。
「うわぁ!?銀時!!」
突然の無邪気攻撃に防御不能な銀時はブクブクと沈んで行く。何とか助かろうと必死になって手足を動かすが無意味の産物である。
どんどん沈んで行く銀時にAは慌てて手を伸ばした。
バシャッ
「きゃあっ!?」
伸ばしたのは良いが、結局のところ銀時の方が力は強い。掴まれた腕と共にAも水の中へと引きずり込まれてしまった。
「(無理無理無理!!死ぬ死ぬ死ぬ!!)」
水の中ではパニック状態の銀時が何やら言っている。しかし当たり前ながらそんな物が通じる訳なくAは何とか銀時を落ち着かせようと此方もパニック状態。
取り敢えず一緒に引き上がろうと思ったが、それよりも早く銀時がAにしがみ付いていた。
結果としてそのまま上に上がる事になったはずなのだから、それで良かった。しかし、これまた場所が悪い。
「(……な、ななな!!)」
一気にAの顔は羞恥によって赤くなる。
銀時の顔の位置。そこにはAのささやかながら膨らみのある白いビキニに包まれた胸。俗に言う「パフパフ」と言うやつである。
「(あれ?何か柔らか……)」
パニック状態からようやく今の状況を飲み込み始めた銀時を、
「さいってーー!!」
「グフォッ!!」
乙女の鉄拳が顔面に炸裂したのであった。
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lying doll(プロフ) - 彩彌さん» ギスギスしてます笑。今までに無かったぐらちギスギスしていて楽しいです笑笑。いつもありがとうございます(^-^)/ (2016年7月1日 23時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
彩彌(プロフ) - どうした夢主!?どうなる2人!?続きが楽しみデス(*´ω`*) (2016年7月1日 22時) (レス) id: 5fe99d50ec (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - キャンディさん» ありがとうございます!久々に殺伐とした雰囲気の2人をお楽しみ下さい〜(^-^)/ (2016年6月30日 22時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - 続きがめっちゃ気になって仕方ありませんw (2016年6月30日 21時) (レス) id: 4af2ad187b (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - えんどー豆さん» わりとズバズバ聞くタイプな様です( ˘ω˘ ) (2016年6月26日 19時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lying doll | 作成日時:2016年6月11日 19時