ep.59甘えたい時 ページ13
Aの意外な行動に銀時は当然驚いていた。いつもより子供っぽい仕草と表情にドギマギする。
「ひ、1人じゃ心細いのか?」
コクリ、と銀時の言葉にAは無言で頷く。そう言われては仕方ないので銀時は再びベッドに腰掛けた。
あまり触る訳にもいかないので銀時は無難にAの頭を撫でていた。
「えへへ」
また子供っぽく笑う。普段とは違う新鮮な姿ではあるが一体なにがそうさせているのか、銀時は不思議に思っていた。
これも薬の影響なのか…?
取り敢えず悪い気はしないし、問題もなさそうである。銀時は暫くの間そうしていた。
やがて数分が経った頃、ふいにAは銀時の手を掴んで止めさせた。
「もう要らないか?」
「ううん…お話、したい」
Aは掛け布団から少しだけ顔を出して銀時を見上げた。銀時に聞きたい事があったのだ。
「銀時は…リサコさんとどんな関係なの?」
「リサコさんと?」
うーん、とつかの間考え込んで銀時は答えた。
「店のオーナーとバイト」
「…そういうのじゃなくて」
じゃあどういうのだよ。
そう言うのははばかられた。何故なら目の前のAは目いっぱいに涙を溜めていたからだ。
157人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lying doll(プロフ) - 彩彌さん» ギスギスしてます笑。今までに無かったぐらちギスギスしていて楽しいです笑笑。いつもありがとうございます(^-^)/ (2016年7月1日 23時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
彩彌(プロフ) - どうした夢主!?どうなる2人!?続きが楽しみデス(*´ω`*) (2016年7月1日 22時) (レス) id: 5fe99d50ec (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - キャンディさん» ありがとうございます!久々に殺伐とした雰囲気の2人をお楽しみ下さい〜(^-^)/ (2016年6月30日 22時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - 続きがめっちゃ気になって仕方ありませんw (2016年6月30日 21時) (レス) id: 4af2ad187b (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - えんどー豆さん» わりとズバズバ聞くタイプな様です( ˘ω˘ ) (2016年6月26日 19時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:lying doll | 作成日時:2016年6月11日 19時