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ep.48納得できる ページ2

「1人で大丈夫だって何度も言ってるじゃん!」

悪夢の観賞会から2日後。借りてきたDVDを返すべく2人はレンタルショップへと向かっていた。

「ダメだ。また変態店員に目ェ付けられても困るかんな」
「そんな事ないですぅ〜!自分の身ぐらい自分で守れますぅ〜!!」

前にストーカー被害に遭っていた人間の言葉とは思えない。Aは頰を膨らませて口を尖らせていた。

「銀時って私のこと子供か何かだと思ってるでしょ。もう立派に大人なんですケド」
「大人なら一々へそ曲げたりしねーだろ」

繋がれた手をブンブン振りながら歩く2人はどこからどう見ても順風満帆な恋人同士である。会話の内容はアレだが、確かに2人の関係性は良い方向へと変わっていた。

レンタルショップへとたどり着くと例の変態店員が丁度そこにいた。

「いらっしゃいませ〜って…あれ?この前のお姉さんじゃないですか」
「あ、この前はありがとうございました」

Aは愛想良く笑うと店員にレンタル袋を手渡しする。

「面白かったですか?」

嫌な感じにニヤニヤ笑う店員に銀時のこめかみに青筋が入った。

「オイ、俺の女を色目で見てんじゃねーぞ。キ●タマ潰されてーか」
「ちょっと!銀時!!」

とんでもない事を口走った銀時にAは思わず慌てて仲裁に入る。

「Aは黙ってろ。こーいうのは何かある前に潰さなきゃいけねーの」
「何かある前って…そもそも私達すら何もないじゃん!!」


まだ、というだけではあるが。


Aの言葉に「そりゃそうか」と銀時は納得したくない内容に納得して。店員はそんな2人の様子を半笑いで見て。

次のDVDを借りる事なく2人は店を後にした。

ep.49自覚を持って→←あらすじ



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:ラブコメ
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lying doll(プロフ) - 彩彌さん» ギスギスしてます笑。今までに無かったぐらちギスギスしていて楽しいです笑笑。いつもありがとうございます(^-^)/ (2016年7月1日 23時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
彩彌(プロフ) - どうした夢主!?どうなる2人!?続きが楽しみデス(*´ω`*) (2016年7月1日 22時) (レス) id: 5fe99d50ec (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - キャンディさん» ありがとうございます!久々に殺伐とした雰囲気の2人をお楽しみ下さい〜(^-^)/ (2016年6月30日 22時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - 続きがめっちゃ気になって仕方ありませんw (2016年6月30日 21時) (レス) id: 4af2ad187b (このIDを非表示/違反報告)
lying doll(プロフ) - えんどー豆さん» わりとズバズバ聞くタイプな様です( ˘ω˘ ) (2016年6月26日 19時) (レス) id: 9b1d9c93d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lying doll | 作成日時:2016年6月11日 19時

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