4話 ページ5
Aside
「めっちゃ美味い!!いっつも俺達は自分で用意しろって言われてたから、
Aちゃんが来てくれて助かったよ」
うわ、まさか姫崎さん、二軍の人には何もやって無かったの?
何で及川先輩があんなに気に入ってるのかが、全く分からない。
「そう言えば、Aちゃんってギャルじゃないけどさ、
ちょっと不良だとか噂されてたけど、全然そんなんな感じしないね。
なんなら、ちゃんと仕事やるし、良い子じゃん。
普通に可愛いし。どうしてそんな噂がたったんだろう」
え。
そんな噂が流されてたの?
『本当ですか?まさかそんな噂がされてるとは思いませんでした』
てかさ、この先輩めっちゃイケメンなんだけど。
まあ、一軍が居るから分からないんだよね〜。
私、結構いい掘り出し物見つけちゃった?
『頑張って下さいね。私、どうせあっちに行っても面倒な人に絡まれるだけですので。
これからは、こっちを中心に仕事をします』
「まさか、A先輩、マネージャーになってくれるんですか?」
と、後輩の可愛らしい子が聞いてきた。
『うん、そうなるね。楽しそうだし。
だから、これからよろしくお願いします』
頭を下げると、先輩達が頭を撫でてきたり、後輩がぴょんぴょん嬉しそうに跳ねていた。
待って、二軍の選手全員可愛すぎない?
『じゃ、練習頑張って下さい。
私は、及川先輩に正式に入部する事を言ってきますので』
私は、一軍の方に歩いた。
及「あ、Aちゃん!どうかした〜?
あ、もしかして、及川さんに会いたくなっちゃった???」
『それは無いので安心して下さい』←←
絶滅危惧種、カオダケイケメン。←←
『私、正式入部させて頂きます』
私がそう言うと、姫崎さんが気持ち悪い走り方で寄って来た。
あれさ、体育でもあんな走り方してたら、私笑っちゃうよ。←←
姫「えっ…、Aちゃん、入部するの…?」
何この人。可愛いのKの字も無い。
『何か文句でも?
あ、大丈夫です。私、二軍の方を担当しますので。
なので、タオルとドリンクもコートの準備も別々にしますから。
それなら、文句も無いですよね?』
姫「そ、そんなこと言って、徹に近づこうとしてるんでしょ…!」
『はあ、つくづく面倒な人だなぁ。
及川先輩がお好きならどうぞ、お二人でご勝手にキャッキャウフフしてやがれ下さい。
私には関係ありませんから。
それに、私が好きなのは可愛げのある子ですので』
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作者名:ぴのの | 作成日時:2022年2月10日 14時