かまって？ ３

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宏「おー、また玉森からメール来たぞ」



『このままいくと記録更新できますね』





玉森くんは今期に入ってからずっと、

毎日のように新規開拓してくる







“Aさんのために”


真剣な顔、

爽やかな笑顔、

子犬のような目をして甘えるような顔、



いつもいろんな表情でそう言ってくれる

玉森くんの顔が浮かんだ






宏「楽しみだわ。
さ、横尾さんにももっと頑張ってもらうか」



『横尾さんも調子いいんですけどね、』



宏「最強のライバルが追い上げてきたら
玉森もっと燃えるだろ？笑
再来週の会議、二課がやる気無くすくらいの数字を報告してやろうぜ」





っ！




〉負けてるぞ


横尾さんにそう一言だけメールした先輩

ほんとに仕事の鬼だし、ドＳ。

笑





『そうですね。笑』



宏「他のやつらも上げてかないとな…
現状の３位以下のデータ纏められる？」



『今日中にやります』



宏「さすがっすねー♪
今期こそ、ぶっちぎりで勝とうな」



『はいっ』





っ！


〉これからです



宏「ふっ、楽しみだな？笑」



『ふふ、はい』



一言を添えた、承認依頼のメールが届いた







「課長、玉森さんからお電話です。
繋いでもよろしいですか？」



宏「いいよ」




さぁ、私も頑張ろう！




宏「はい、北山です」







玉森くんが今、
大変なことになってるなんて
微塵も思ってなかった

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