☆.°２５ ページ26
・
頭の中がグルグルグルグル…
回りに回って目が覚めたのは知らない部屋の知らないベッドの上
・
和「んん…」
「……何で…」
和「A…さん…？…おはよ」
「おはよじゃないわよ…。ねぇ何で…」
和「心配しなくても何もしてないよ」
大きめのフワフワなベッドの上に服を着てるあたしと二宮くんが
何で…この人と一緒に寝てるんだろ
バーに入った時から思い出せない…
・
「う……っ」
和「ちょ…、吐く？」
「吐かない…けど…、頭…痛い」
曖昧な思い出せない部分の記憶が頭の奥の方に逃げて行く
捕まえようとしても頭痛がそれを制してくる
・
「仕事…」
時間を見ると、既に９時を過ぎてる
カフェはとっくにオープンしてる
リョウタ…、きっと怒ってるだろうな
ケータイには彼からの着信で画面が溢れかえっていた
・
和「どこ行くの」
「…仕事」
和「送ってくよ」
「いい…。二宮くんも仕事あるでしょ？」
ベッドから抜け出し、近くに置いてあったカバンを手に取る
和「ちょっと待って」
「…」
和「昨日のことまだ怒ってる？」
「昨日…？」
奥に逃げて行った記憶の塊がドンドンこっちへ近づいてくる
やっと捕まえたそれには、二宮くんがドアップに映ってる絵が隠れてて
やっと…、やっと思い出した
……いや、忘れたままで良かったのかもしれない
・
「…っ、怒ってるよ」
和「俺とチューしたいって思ってる子は日本中にいるのに」
「調子に乗ってんじゃないわよ」
和「Aさん怒んないで？」
「やだ…っ、もう…触んないでっ」
玄関で靴を履いてると
そこへ背後に立った二宮くんの腕が腰のとこに回された
・
和「今日くらいサボればいいじゃん」
「…ほら、そういうとことか、末っ子の特徴じゃない」
和「…」
「甘えられるの苦手。何だかんだ言っても構ってちゃんでしょ？」
和「Aさんがしっかりキャラだから、こうなっちゃうんだよ」
「……離して」
靴は履けたけど、彼のせいで立てない
寝起きの温かい体温が背中にギュウウ…とくっついてくる
・
和「俺のことキライってやつ撤回する？」
「しない。嫌いなものは嫌い」
・
“それなら離さない”って耳に唇が近づいた
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みるきぃ(プロフ) - えりもさん» 凄く素敵な作品です！私、これで３回目くらい読みました！（笑）もうなんか、知らぬ間に涙とか出て（笑）またこんな感じで大野くんの作品とか作ってほしいなって思います！これからも頑張ってください！ (2015年1月29日 23時) (
レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - さくらいごぼうさん» 同い年ですかね？ 昨日のはカットされてる箇所が所々あったのですが、面白かったですよね♪ 移行してからもよろしくお願いします。 (2014年3月24日 16時) (レス) id: a45d8e5a6c (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - リズムの魔術師さん» 気にしないで♪ 読んでくれてることが嬉しいから(笑) ２も引き続き読んでちょーだい( *´艸`) (2014年3月24日 16時) (レス) id: a45d8e5a6c (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 早奈英さん» ありがとうございます。引き続きご覧になってください♪ (2014年3月24日 16時) (レス) id: a45d8e5a6c (このIDを非表示/違反報告)
さくらいごぼう(プロフ) - 大学に行きなさるんですね。俺も、行きます。んで、昨日のプラチナデータは、良かったですね。俺は、初拝見だったんですが、内容もとても面白かったです。2も楽しみにしております。 (2014年3月24日 11時) (レス) id: fa5c126a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2014年3月8日 14時
