あの七瀬くん ページ7
side 西田A
そこからは屋上や応接室に行くわけでもなく、ただひたすら教室で時間が経つのを待っていた
___
、！
ハッと目が覚めたところで、自分が本気で眠っていたことに気がついた
(いまなんじ?)
時間を確認するため、教室の時計をみようと顔をあげた
「っ!?ななせ?」
「おはよ」
前の席に七瀬がいて、こっちを向いて座っていた
(僕のこと眺めてたのかな)
おはよって、いつからいたんだろう。
てゆか、全然気づかなかったな
「お、はよ、ごめん起きなくて。部活終わってたんだね」
教室はもう二人だけで、そもそも校舎内にもあまり人がいないのか、かなり静かだ
どちらかが話していないと、しんとしている
「俺が起こさなかっただけだし、大丈夫」
「起こしてくれたらよかったのに、ごめん待たせて」
…
...沈黙。え、もう帰る?帰るよね?
なかなか動かない七瀬に少し困惑する
「、Aが寝てるあいだ、ずっとAのこと独り占めしてる気分だった」
突然そんなことを言われてもどう返せばいいのやら
「、うん?」
「だから、起こしたくなかった。それだけ。帰ろ」
なんだ、それ
七瀬の、僕に対する"独占欲"が見え隠れしている
そっちがそういうテンションなら、もうここで話しちゃおうか
七瀬が元気ない理由なんて明確。僕との関係が不安なんだよ
前々から、七瀬を不安にさせてしまっては大丈夫だから、と話をして引き留める。を何度か繰り返している。
それはかなり面倒じゃないか、と聞かれるかもしれないが
七瀬は僕からしたら言い方はあれだけど、
"レアキャラ"ってかんじだから
そう簡単には手放したくないんだ
僕は決めた。
もう七瀬が僕から離れていくことがないように、
そのために、少し無理をしてでも、しばらくのあいだ七瀬"だけ"に時間をかけようと
さぁ、久々に始めよう
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猫猫-ﾏｵﾏｵ- - こういう系の話好きです。もぉー、めっちゃおもしろいです。続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年4月30日 21時) (
レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - 道下由雅くん好き!！カッコイイ!!更新頑張ってください!ヤバい!!!! (2020年4月7日 18時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 七瀬くん好きです。更新楽しみにしてますね！！ (2020年4月3日 22時) (レス) id: 433e61ff1e (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - コメントレスありがとうございます！更新されてますね！面白いです！天才ですか！？私より凄いです(´；ω；｀)いつも楽しみに待ってます！更新ゆっくり頑張ってください！ (2020年4月1日 15時) (レス) id: a7b8bf4374 (このIDを非表示/違反報告)
ざく - yuuさん» 七瀬君も絡ませつつ他もどんどんいきたいとおもいやす。( ﾟ∀ﾟ)ありがとうございます！！ (2020年3月31日 23時) (レス) id: bcceeb5b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざく | 作成日時：2020年3月7日 8時
