横浜の軍警で多分一番強い人【文スト】【男主】

万事塞翁が馬 ページ5

敦side



『善良な警察官である俺は、一応お前らに話を聞きたいんだけどな・・・。』


そう言って男の人は立ち上がる。
川に入ってずぶ濡れだけれども、すごくかっこいい人だ。


「まあ、確かに人に迷惑を掛けないジサツが私の信条だ。
だのに、君たちに迷惑をかけてしまったのはこちらの落ち度・・・お詫びに。」




ぐぎゅるるーー。
僕の腹が鳴った。
そういやなんも食べてないんだった。


「空腹かい少年。」
川から流れてきた人が面白そうに聞く。


『大丈夫か？』
警察官の人は心配そうに尋ねる。


「実はこの数日何にも食べていなくて・・・。」


ぐううー。
今度は僕のではない。


「私もだ、ちなみに財布は流された。」


『すまん。
金欠で金がない。』



「ええ？
助けたお礼にごちそうって流れかと思ったのにっ！」



「？」


「？、じゃねえ！」


『漫才かよ。』


警察の人が冷静に突っ込んでくれるその時だった。






「おおーい。」
川の向こうから声が聞こえた。

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