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表33* ページ33

及川side



太宰さんが持ってきたDVDを、ノートパソコンにセットすると、さっき、Aのお兄さんの異能力で見た映像が写し出された。


お兄さんの異能力ってこんなことも出来るんだね。





そこに写っていたのは!さっきも写っていた、黒いフードを被った人。


体型や体格から見て、100%女の子だ。





そして、やっぱりその手にはスマホが握られてて、中村ちゃんの持ってるのと同じストラップが着いてる。




「・・・・・・中村ちゃん……これ見て何か心当たりはナイ?」



俺は何も知らないフリをして、中村ちゃんに問いかける。

これも、すべて計画通り。





中「えっ………心当たりって?

あるわけないじゃん!でもさ……この後ろ姿って桐生さんに似てない?」






ここにまできて、まだ、Aに罪を擦りつけるつもり何だよ!





「まさかAな訳ないだろ、!」





中「なんで、わかんないじゃん!そんなの。」




いや、わかるから!



俺がAの姿を見間違う分けないし、そもそもAがこんなことをする必要性ないから!




太「アッレレレレェ〜?この人の持ってるスマホのキーホルダーって……お嬢さんのキーホルダーと一緒じゃない?」




えっ、太宰さん……スゴい演技下手なんだけど、ほんとにこの人で大丈夫なのかな?




中「はぁ?あんたなに言ってんのよ。

こんなストラップどこにでもあるでしょ!そんなので犯人にされちゃたまったもんじゃないわ!

探偵だなんて言うから、どんなものかと思ったら大したことないのね。」




中村ちゃんは、あの映像に写ってたスマホのキーホルダーを太宰さんの目の前でプラプラとさせながら、言い返してる。




太「そうだよね、そんなことくらいで犯人にされちゃたまったもんじゃないよね。

でも!君は今同じことを桐生さんにしたんだよ。後ろ姿が似てるってだけで。

それについてはどう思うのかな?」




中「えっ、だって、ほんとに似てたもの。

ねっ、及川。似てるよね。」




コイツ……俺がほんとにAの事を疑うって思ってんのか!


そうだとしたら、相当なアホだよね。




「やっ……俺にはAに全く見えなかったよ。逆に中村ちゃんに似てるって思った。」




中「ちょ!ちょっと、及川!あんたなに言ってんのよ!」



なんて言って、俺をギロッと睨んでくる。





その目は………『私の言うことを聞かなければ…どうなるかわかってるの!』とでも、言いたげだった。

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みぃさん(プロフ) - 月夜さん» ご指摘ありがとうございます。確かに太宰くさんは〔私〕ですね。わかってたのに、間違ってました。すみません。ゆっくりになりますが更新していくので、お楽しみに!! (2018年2月13日 10時) (レス) id: cda30a70c8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - お話とてもおもしろかったです!あの、太宰さんは一人称が[私]じゃなかったですかね?間違ってたらすいません!更新頑張ってください! (2018年2月12日 20時) (レス) id: bd264965d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃさん | 作成日時:2017年12月5日 17時

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