２０泊目 ページ21
・
及「ﾆｺﾆｺ)ふふんっ……Aちゃんが素直になってくれて良かった！」
いや、素直になったわけではない。
あの場にいたたまれなくなっただけ。
だって、女の子の視線が怖かったんだもん。
私はいま、及川さんの車に乗せてもらって、バイト先へと送っていって貰ってる。
それにしても、確かに及川さんって顔はイケメンなんだろうけど………そんなにいいかな？
チャラチャラしてるし、作り笑顔を張り付けてるし…………正直、なに考えてるかわからない。
でも、居候させて貰ってる身としては、偉そうな児とは言えないんですけど……
「あっ、そこの角でいいですよ。」
バイト先の近くに来たので、車を停めてもらう。
バイト先はカフェ………デザートが美味しいと評判なんだとか。
確かに賄いで食べさせて貰ったプリンは美味しかった。
表面をキャラメリゼしてあって、香ばしいのに甘くてトロッとしてた。
及「Aちゃんのバイト先って、そこのカフェ？」
「………？そうですよ。それがどうかしました？」
お礼を言って、車を降りようとしたら及川さんに呼び止められた。
及「ふ〜ん、そっか。わかった！
じゃ、お仕事頑張ってね！」
バイバイと手を振って、及川さんは車を降りようと走り去った。
はあ〜なんだったんだろ。
まあ、今考えなくていいか。
さあ、お仕事、頑張りましょうか。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣
「おはようーございます。」
お店の裏口から入ると、キッチンの方に向かって挨拶をしてから更衣室で着替える。
制服はシンプルで私好み。
白のカッターシャツに黒のパンツ、それに丈の長いギャルソンエプロン。
今日もこの制服に着替えて気合いを入れる。
「千秋入りまーす」
？「おう、A……………はよ！
今日は遅かったな………遅刻じゃねぇーけど、なんかあったか？」
私が一言声をかけて、仕事を始めるとキッチンの方からニュと顔を出して挨拶をしてくれる先輩。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃさん(プロフ) - うたのんさん» コメントありがとうございます。夢主さんには二人の間で揺れ動いて貰いますよ！ただいまはツッキーのターン。次からは及川さんのターンですよ。お楽しみに！ (2017年6月12日 19時) (
レス) id: 7606bf5237 (このIDを非表示/違反報告)
うたのん(プロフ) - 読みました…！面白かったです！及川さんもいいですけど、月島もいいですよね〜（笑）色々と迷いどころです！更新頑張って下さいね！(*^^*) (2017年6月12日 19時) (レス) id: 4548d16a46 (このIDを非表示/違反報告)
みぃさん(プロフ) - みぃちゃん，ｍさん» いつもコメントありがとうございます。ほんとに嬉しいです。この作品はあまり評価もなくて正直、更新をやめようかと思っていたんですが、一人でも楽しみにしていただけるなら、頑張ってね更新しますね。これからも、よろしくお願いします。 (2017年6月10日 22時) (レス) id: 7606bf5237 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,ｍ - お久しぶりです！分かりますか（笑）今回の作品も、素晴らしいですね！応援してます！！ (2017年6月10日 17時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃさん | 作成日時：2017年6月4日 14時
