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23話 ページ25

晴「俺はッ……俺はアオイに死んで消えて欲しいなんて一瞬も思ったことねぇよ」


ハッ
(イツキのことを考えすぎて、ついに夢にまで出たか…)
「って畳?ここどこ?」

確かヤヒコが巨大化してイツキが夢に出てた顔してそこから…

あれ?そこからどうしたんだっけ?

「記憶喪失?」

?「アホか…お前ヤヒコと遊びすぎて過労で倒れたんだろ」

ついに幻聴まで聞こえるようになるとは…っていう冗談は置いといて

「…イツキ…どうしてこうなったかの経緯を説明して」

____

Aが倒れるちょっと前

イツキがヤヒコに禅子のことを謝りさせていたが

無理やり言わせた言葉を間違えたりしていた

晴「最初からもう一回」ビシッ

禅「いやもういいよ汗

ねぇヤヒコ。謝るのはいいからお願いを一つ聞いてくれない?

1ヶ月間寺の手伝いをして欲しい」

しゃがんでヤヒコと目を合わせた

ヤ「お寺の手伝い?」きょとん

花「ちょっと待って禅子!ヤヒコを寺におくつもりなの!?」

禅「ダメ?」

花「いやあダメって言うか…」

花繪は晴齋に目で訴えた

晴「ヤヒコ。8年前も言ったが現世より隠世の方が遊び相手も多い…どうする?隠世へ祓うか?」

ヤヒコはあまり開けない目を開けて反応した

ヤ「ボクにいなくなって欲しい?キミのこと疑って試すようなことをしたボクとはもう遊びたくなくなった?」コクンッ

ヤヒコは首を傾けた

晴「フッ…なってない」コクッ

昔のように首を傾けた

ヤ「良かった」ニッ

ただ昔とは違うところが一つあった

それはAがいないことだった

それを不思議に思ったヤヒコがAの方を見た

連られて全員Aの方を見た

Aはペタンと地面に座り顔を下に向けていた

すると突然倒れた

____

晴「それでお前の兄貴が大慌てで物怪庵でお前の家まで運んでほしいと言い出して今お前の兄貴の連絡待ち」

てことは歩いて帰らされてるんだ…

「…迷惑かけてゴメン」

晴「……迷惑じゃねぇよ。辛いなら言え…

Aは昔からすぐ隠したがるから言わないとわからねぇんだよ」

「うん…ゴメン。ねぇイツキ」

晴「何だ?」

「……イツキはいなくなったりしないよね?」

それは蚊の鳴くような小さな声で寂しそうな声だった

晴「俺はいなくならない。俺は…」

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みかん野郎(プロフ) - フレッシュさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年8月31日 19時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)
フレッシュ - 更新頑張って下さい!応援してます! (2016年8月31日 13時) (レス) id: 96f6939e4e (このIDを非表示/違反報告)
みかん野郎(プロフ) - じゅんさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!できるだけ早く更新できるように頑張ります! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - とても面白いです。みかん野郎様の名前に何かセンスを感じます。そしてイツキかっこよすぎます。更新楽しみにしてます。学校の方も頑張ってください (2016年8月30日 21時) (レス) id: 9144f240a5 (このIDを非表示/違反報告)
みかん野郎(プロフ) - すばるさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2016年8月28日 9時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん野郎 | 作成日時:2016年8月12日 14時

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