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22話 ページ24

ヤ「おまんじゅうもあまかったけどー

この花型の砂糖のやつが一番好き♪」

イツキの背中に乗ってヤヒコは落雁を食べていた

私はお兄ちゃんからもらった水筒を飲んでいた

ヤ「あーんー♪(パクッ 甘くておいしい♪」

晴「おい…ボロボロこぼすなよ」

そこからギャアギャア言って

禅子がお茶と落雁を取りに行くと言ったので一緒に付いて行った

ちょうどお兄ちゃんの水筒の中身がなくなったから…



「禅子はさ…ヤヒコでなくても妖怪のことをどう思ってるの?」

私らしくない言い方だった…それほど不安なのだ

禅「どう思ってるか か…

正直にいうと、不思議な感じ。でも花繪が言ってたことがわかって嬉しい(微笑」

「……そっか(微笑 別に怖いとか気持ち悪いとかは思ってないんだね」

禅「悪い妖怪もいると思うけど良い妖怪もいるってわかったから

そういう風には思わない」

まっすぐに言った禅子は凛々しく見えた

「……禅子らしいや(クスッ」

そんな話をしながらお茶と落雁を盆に乗せてイツキたちのところに戻ろうとすると

ガッシャーン
禅「……痛っ」

禅子がいきなり痣のついている腕をおさえ、持っていたお盆を落とした

「禅子!?大丈夫!?」

花「禅子!!」

(禅子の痣が…!?)

そんなことを思っていたらヤヒコが巨大な狐になっていた

(あーヤヒコのせいか…)

ヤヒコの妖力のせいでお兄ちゃんも禅子も体調が悪くなっていくのがわかった

ヤ「晴齋。僕ね、もう一つ君の噂を聞いたんだ

アオイを殺した…って本当?」

そんなのあからさまな嘘だ…イツキとアオイのことを何も知らないやつが吐いた法螺話だ

それを耳にしたとき腹が煮え返るぐらいムカついたのを覚えている

晴「ヤヒコ。俺はアオイを殺していない。

俺はッ……俺はアオイに死んで消えて欲しいなんて一瞬も思ったことねぇよ」

その酷く悲しく言うイツキの顔は見えなかったが

一瞬見えた表情が目に焼きついて離れない

「……」

また周りが騒ぎ出したが、音が聞こえなかった

しだいに視界も揺れ始めて…

あれ?何で皆そんなに慌ててるの…?

そんなことを思って意識を飛ばした

________

書き間違いの指摘があり訂正させていただきました。

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みかん野郎(プロフ) - フレッシュさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年8月31日 19時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)
フレッシュ - 更新頑張って下さい!応援してます! (2016年8月31日 13時) (レス) id: 96f6939e4e (このIDを非表示/違反報告)
みかん野郎(プロフ) - じゅんさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!できるだけ早く更新できるように頑張ります! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - とても面白いです。みかん野郎様の名前に何かセンスを感じます。そしてイツキかっこよすぎます。更新楽しみにしてます。学校の方も頑張ってください (2016年8月30日 21時) (レス) id: 9144f240a5 (このIDを非表示/違反報告)
みかん野郎(プロフ) - すばるさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2016年8月28日 9時) (レス) id: 4e345445dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん野郎 | 作成日時:2016年8月12日 14時

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