貴方に愛して欲しかっただけ。

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あれから炭治郎さんに傷の手当をしてもらって
現在治療中ということで炭治郎さんのお家にお世話になって2日目です。

竈門さん呼びはやめてほしい、名前で呼んでくれ。
と言われたので炭治郎さんと呼ばせてもらっている。

彼にはお世話になりっぱなしだなぁ、なんて思いながら私は昼食を作っている。

『炭治郎さーん、お昼の準備が整いました！』

炭「あぁ！ありがとう、今行くよ」

あれから炭治郎さんは善逸さんとの事は
あえて聞いてこない。彼なりの優しさなんだろう

私としてもホッとした。
もしズカズカ聞かれていたらメンタルが持たない…

炭「Aは料理上手なんだな！どれも箸が進む」

『えへへ、ありがとうございます。料理は好きなんです、善逸くんの分も作っていて、でも食べて貰えなかったから炭治郎さんが美味しそうに食べてくれてすごく嬉しい』

炭「…そうか、善逸はそんな勿体ないことを……俺ならそんなことはしないのにな」

『？…なにか言いましたか？？』

炭「いや、なんでも！気にしないでくれ」

『あの、善逸くんには絶対に秘密にしてくださいね』









ああ、もちろん言わない。
君をこれ以上傷つけたくないから_______。
これからは俺を見てくれればいいのに。

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