残虐なお誕生日会 ページ5
あれから2年が経った。
今日は私の誕生日。22を迎えた。
夜
珍しく父と母が、娘の誕生日を祝わないわけにはいかないと言って一緒に食事をと誘ってきた。
断る理由もないので参加することに
レストランは貸切になっていてうちの組織の人しかいなかった。
父｢君のおかげでうちの会社はもっと大きくなったよ｣
｢……そうですか｣
母｢パパから聞くわよ〜？殺人マシーンなんて通り名かつくぐらいなんですってねふふっ｣
｢……まあ、はい｣
家族揃ってディナーだなんて、何かがおかしい。
それに周りには位が高い部下ばっかりだ
ザッと30人ぐらいだろうか
シャンパンが運ばれてくる
父｢誕生日おめでとう｣
母｢乾杯っ！｣
｢…………｣
グラスを近づけると、微かに薬の匂いがした
………毒だ。
父｢なんだ、飲まないのか？｣
母｢今日の主役はAよ？｣
｢…………｣
こいつらの仕業か、
娘を毒殺しようとするなんて酷いｯｯ←
｢あなた方は、この2年間私の何を見てきたんですか？こんなわかりやすいやり方……アホですか｣
父｢何を言っている｣
母｢失礼よ！｣
｢失礼なのはそっちでしょう。娘を毒殺だなんて｣
父母｢ｯ………｣
父｢ハハッさすがだな。試したんだよ｣
嘘。さっきの目は本物だった
｢殺したいならもっと堂々と殺してくださいよ。
あ、もしかして"殺人マシーン"だなんて言われている私相手じゃ怖気付来ました？笑｣
父｢…………｣
｢無言の肯定、ということでいいですね？(ﾆｺ｣
カチャ
父、いやボスに銃口を向ける。
同時に周りにいた部下達が私に銃を向ける
母｢A、銃を下ろしなさい｣
｢じゃあ自分で死んでくれますか？｣
母｢はぁ！？｣
｢大丈夫ですよちゃんと見届けるんで。それにほら、すぐ死ねなかったら手伝いますし｣
母｢あんた、何言って……｣
｢丁度、今日殺した奴が言ってました。最後は我が子に見守られながら死にたかったと。よっぽど自分の子供が可愛かったんでしょうね。あなたもそーします？｣
母｢生憎、あなたを可愛がった覚えはないわ｣
｢私も可愛がられた覚えありません(ﾆｺｯ
でも死ぬレパートリー増えましたよ？｣
すると毒の入ったシャンパンを私の顔めがけてかけてきた。
間一髪で避けたが、飛び散ったシャンパンが少し左目に入ってしまった。
視界が狭くなる
｢あーもう、鬱陶しいなぁ｣
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非岸華(プロフ) - うささん» すいません、訂正させていただきました🙇🏻♀️わわっありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！これからもどんどん更新していきますね！ (11月17日 13時) (
レス) id: 54ab47b54b (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 名前変換の件ですが結構な頻度で瑞己となっております。また楽しく読ませていただいております^^更新楽しみです！ (11月16日 21時) (レス) @page27 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：非岸華 | 作成日時：2023年10月19日 13時
