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はち合わせ ページ5

「今朝はともくん来ないのかしら?」
9時になっても顔を出さないトモくん
ワカコさんが呟いた。


「そうだ・・Aちゃん。ともくんの部屋に私のブランケットが置いてあるんだけど・・・あとで取ってきてもらってもいいかしら・・・」


「いいですよ。でも勝手に入って平気ですか?」

「そうね。じゃあともくんに連絡して許可とっておくわね」

私はプラチナサークルに行くワカコさんを送りに
マンションのエントランスまで付き添い
そしてそのままトモくんの部屋へ向かった。


ワカコさんから合鍵を預かった。

もしかしたらいるかもしれないし
一応チャイムを鳴らしてみた…
でも…反応は…無い。

だから合鍵を使った。
なんだか・・・少し・・・ドキドキした。


部屋に入って
リビングで頼まれたものを探していたら・・・

バスルームから
バスタオル一枚からだに巻いた女の子が出てきた。


「誰?」
私の姿を見てとても驚いていた。

そりゃ驚くわよね。
誰もいないと思ってたところに人がいたら…

「ご、ごめんなさい・・・。誰もいないと思ったので・・・おばあちゃまに頼まれてこれを取りにきたの」
私は手にしたブランケットを見せた。

「ああ・・・よかった・・・びっくりした・・・」
彼女はヘナヘナと床に座り込んだ

「大丈夫?」

「大丈夫です・・・」

「もう朝ごはん食べた?」
座り込んでいる彼女に聞いた。

「いえ・・・まだ・・」

「おばあちゃまの部屋に智久くんの朝ごはんがあるんだけど・・よかったら食べに来ない?」

彼女は少し戸惑っている様子だった。

「ごめんなさい。唐突に・・・風邪ひかないようにはやく着替えてね」
余計な事言っちゃったかな
そう思いながら部屋を出ようとした時

「ごはんいただきます。着替えてからうかがいます」
彼女が言った。

ミウと朝ごはん→←【P】朝ごはん



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作者名:Luna | 作成日時:2014年2月23日 11時

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