入れ替わり(2) (ページ9)

今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:23,586 hit

どういう意味だよ(亮side) ページ9

.

トイレを開けると
睦月が飛び付いて来る。

『りゅーうーうぅぅぅーー！！』

そう言って
めちゃくちゃ酔っ払った睦月が
抱き着き俺の胸に顔を埋めグリグリしてくる。

亮「っ、あっ/////」

『もぉーだめらー
りゅーう、もぉ飲めにゃいよぉー』

亮「いや、俺、隆じゃ…ねぇ…って/////」

『さっきぃ、亮の前じゃ
言えへんかってんけどぉ…
駄目やぁ…総悟やなくてぇ…
亮にぃ、めっちゃドキドキしゅるねん…
友達やろにぃ…なんれなんやろぉ…』

それだけ言うと
睦月は寝息をたてて
すっかり眠ってしまった。

亮「っ…/////
ちょっ、おいっ！
…どういうい意味だよ、それ…////」

むにゃむにゃと
何かを発し眠る睦月が愛しい。

亮「今度は…
酔ってない時に言ってよ…」

この気持ちは一生
心の中に留めておくつもりだが
睦月が正気では無いにせよ
好きな相手にこんな事を言われ
やはり、自分の気持ちに嘘はつけず
どうしても歯止めが効かなかった…

亮「ごめん」

と、一言添え
睦月の頬にそっと口付けた

亮「…すきだ、睦月。
寝てる相手にって最低だな…」

罪悪感と虚しさを残し
気持ち良さそうに
すやすやと眠る睦月を抱え
会計を済ませた後、隆と２人で
睦月を隆の家へ連れ帰り
そのまま俺も隆の家に泊まった。