77＊赤いバラ ページ33
フ「貴様にはいろいろと楽しませてもらったからな、少し凝ったものを贈らせてもらう」
美しく、妖艶に笑ってから、覆いかぶせるように添えていた手をのける
そして、手の中に収められているそれを見ると、ラピスの瞳は小さく輝いた
ラ「……………きれい」
ラピスの手に乗せられているのは2本のヘアピン
金色のボディが光に当てられて優しい光沢を持ち、その先端から取れにくいようにうねりが作られている先には、材質からして何かしらの宝石だと思われる小さく、精巧に作られた可愛らしい赤いバラが装飾されていた
フ「何か装飾品をと思ったのだが、あまり派手なものは貴様に合わないと思い髪留めにさせてもらった、バラにはルビーを使ってある」
透明感を持ち、光に照らされてキラキラとルビーが輝く
Aはうち1つを手に取り、優しく、撫でるように横髪に触れ、そっとヘアピンをつけた
フ「ふむ、やはり赤で正解だったようだ」
金色のボディがその鮮やかな赤を引き立て、白い髪にルビーで作られた赤いバラがより一層その色を鮮明に主張する
Aも実際につけさせてみたことで、自分の中に合ったイメージ通りだったのか、満足そうに頷いて見せた
べ「ししっ、姫、似合ってるぜ、つーか、このバラもすげー綺麗にできてんな」
一体どんなふうになっているのか気になったベルは、いつの間にかラピスの横にやってきた
ラピスに似合っているということもあったが、想像以上に美しく作られたルビーのバラに対し、感嘆の声も漏らした
マ「以前ラピスに着せたワンピースの時も思ったけど、君はこの手の趣味はいいようだね」
フ「おい、マーモン、“は”とはどういう意味だ」
マ「だって、着メロの趣味は最悪じゃないか」
ピクリとこめかみを動かし、ソファーに腰を掛けなおすと、なんだこのやろー、とでも言っているような視線でマーモンを見下ろし、本当のころいっただけだろうがー、とでも言わんとする視線をマーモンが返す
随分と妙なタイミングで2人の間に小さな火花が散ってしまっているようだ
フ「ふん、まぁいい、さてラピスよ、お気に召したかな？」
―――
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lotus(プロフ) - シャーロットさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夢主の誕生日は本編に記されています。現在移行中ですが、よかったら移行先でご確認ください。 (2021年5月13日 9時) (
レス) id: be7ef42783 (このIDを非表示/違反報告)
シャーロット - はじめまして、シャーロットと言います。lotusさんの大ファンです。夢主が大好きです。それで夢主の誕生日を忘れてしまって、ずっと引っ掛かっています。どうか教えていただけないでしょうか？ (2021年5月13日 7時) (レス) id: bcfd491066 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - みりんこさん» ありがとうございます！！翼さんと相談してみますねｗ (2015年7月26日 19時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)
みりんこ(プロフ) - 御二人ともの表現力の豊かさに感動を抑えきれません！とても楽しく読まさせていただきました。図々しいかもしれませんが、またクロスオーバー見たいです！|ω')ﾁﾗｯ (2015年7月26日 19時) (レス) id: d49fca3cd2 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - ポケニャンさん» ありがとうございます！続編は翼さんと相談しながらですねｗ (2015年7月21日 1時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)
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