7*魔術師 ページ10
《XANXUSside》
X「ラピス、来い。」
ラ「……………うん。」
俺が呼ぶと、ラピスが真っ直ぐと戻ってきた。
X「チッ…………………すまねえ。何もされなかったか?」
ラ「…………?……………うん。」
俺は一通りラピスを眺め、怪我がないかを確認する。
確認を終えると、得物を再び女に向ける。
X「…………………かっ消す。」
フ「……………………くくっ……」
どうした…………?
女は肩を震わせている。
フ「くくっ、これは想定外だ!まさかあんな小さな歪みで座標がずらされ、パラレルワールドに飛ぶことになるとは……実に面白い!」
何を………言っている?
コイツ……………ジャンキーか?
フ「これだから魔の世界の探求はやめられない!……………あぁ、そうか。今の貴様に言っても通じまい。改めて、自己紹介と行こう。」
女は堂々と俺の前に立ち、
フ「我が名はA・ファウスト。こことは違う世界にいる貴様との契約のもと、ヴァリアーの専属魔術師となっている。」
と高らかに言った。
X「魔術…………?」
何だと…………?
フ「信じられぬだろうが、事実だ。詳しくは全員が揃ってから話す。幹部を召集しろ。」
X「テメェ………………誰に命令して……」
ラ「分かった。」
俺はすぐ横にいたラピスを見る。
ラピスは俺の目を真っ直ぐと見て言う。
ラ「A……………悪い、違う。大丈夫。」
その瞳には確信があった。
X「…………………チッ……」
俺は女に右手の銃を向けたまま、左手で無線を使う。
X「幹部緊急召集。すぐに来い。」
それだけを言って、無線を切る。
フ「くくくっ、ここの貴様は義妹には甘いようだな?」
X「あ゛ぁ?」
フ「ラピス、快くXANXUSを説得してくれたのを感謝する。」
ラ「……………いい。」
女はラピスに笑いかけ、ラピスは僅かに女に笑いかけた。
一体、何がどうなってやがる……………?
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MiA - また、機会があれば、読まさせていただきたいですし、この作品は何度も何度も読んでいて、心があったかくなります(^-^)風邪に気をつけて無理をなさらず、頑張って下さい!!ずっと応援してます(*^-^*) (2013年12月8日 11時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - MiA様>完結してまでのコメントありがとうございます!私自身も読み返しては、同じシーンをほくほくしながら見ておりますwまた、このような機会が設けられた際も、よろしければ見ていってくださいませm(__)m (2013年12月7日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - MiAさん» ありがとうございます!クロスオーバーは完結してしまいましたが、また機会があればよろしくお願いいたします! (2013年12月7日 23時) (レス) id: e1c255a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
MiA - クロスオーバー凄く良かったです(^-^)vラピスちゃんとの会話や、ラピスちゃんがうさぎを抱っこしてるところが可愛くてヤバいです(*^^*)この作品が凄く大好きです(*^-^*)これからも頑張って下さい!! (2013年12月7日 23時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ありがとうございます!lotusさんのためにも、そのファンの方々のためにも可愛らしいラピスちゃんを書けるよう頑張ってます!私自身がlotusさんの作品が好きだから大切にしたいというものあるのですがw、続編でも頑張っていきます^^ (2013年10月9日 15時) (レス) id: 881cfdff06 (このIDを非表示/違反報告)
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