32*唾液 ページ35
《スクアーロside》
フ「何かないか?何だって用意できるぞ。」
ラ「……………今日、また、一緒、寝る、いい?」
ラピスの発言でベル、マーモン、ボスさんが反応した。
おいおい…………ボスさんが持ってたグラスにヒビ入ったじゃねえかよ………。
ベルとマーモンに至っては殺気が…………っつーか、露骨に嫉妬し過ぎだなぁ゛………。
フ「そんなものでいいのか?構わんぞ。」
ラ「……………A、何、いい?」
ラピスがAに賭け物を尋ねる。
フ「ふむ…………酒と答えたいところだが、貴様相手なら変わってくる。」
カタンッ
Aが魔術で黒のキングをチェスボードに置いてラピスの瞳を見据える。
フ「貴様の唾液にしようか。」
ス「…………………はぁ゛?」
俺は思わず手を止めて口に出した。
フ「ラピスの体液には作用があるのだろう?唾液なら平和的だ、せっかくだからサンプリングしておきたい」
ベ「びっくりしたー…………そういう趣味かと思ったし。」
フ「貴様………………私を何だと思っている。」
チェスの準備が整い、ローテーブルの上にボードが乗せられる。
ラ「……………分かった。」
フ「交渉成立だな。」
俺はサイドの髪を結い終えた。
このサイドの二束を今度は後ろで結い上げる。
結いながら観戦するか…………。
ベ「姫、本当に大丈夫?」
マ「分からないときはアドバイスす………」
フ「マーモンはするな。私はもう一つの世界で貴様に負けたことがある。」
Aが苦々しい顔をして言う。
まぁ……………マーモンはボスさんの次に強ぇからなぁ゛。
きっと賭け内容が金だったに違いない。
絶対そうだ。
ラ「……………大丈夫。ラピス、頑張る。」
ラピスはいつもと変わらない様子だ。
フ「では始めよう。黒と白、どちらがいいかな?」
ラ「……………どっち、いい。」
フ「では、お言葉に甘えて私は白にしよう。」
つーことは、Aが先攻か。
チェスは人によって違うが、何故か一般的に先攻の白が有利だと言われている。
ラピス…………分かってんのかぁ?
後攻ってことは、相手中心に局面が展開すんだぞぉ?
フ「それでは、ゲームスタートといこう。」
Aが自身のポーンに手を伸ばした。
ラッキー食べ物
すし
156人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【黒バス】 キセキ「…///この可愛い可愛い小動物ちゃんは一体??///」紫「俺の双子...
REBORN † うさぎに言葉はいらないから II
もっと見る
「クロスオーバー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MiA - また、機会があれば、読まさせていただきたいですし、この作品は何度も何度も読んでいて、心があったかくなります(^-^)風邪に気をつけて無理をなさらず、頑張って下さい!!ずっと応援してます(*^-^*) (2013年12月8日 11時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - MiA様>完結してまでのコメントありがとうございます!私自身も読み返しては、同じシーンをほくほくしながら見ておりますwまた、このような機会が設けられた際も、よろしければ見ていってくださいませm(__)m (2013年12月7日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - MiAさん» ありがとうございます!クロスオーバーは完結してしまいましたが、また機会があればよろしくお願いいたします! (2013年12月7日 23時) (レス) id: e1c255a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
MiA - クロスオーバー凄く良かったです(^-^)vラピスちゃんとの会話や、ラピスちゃんがうさぎを抱っこしてるところが可愛くてヤバいです(*^^*)この作品が凄く大好きです(*^-^*)これからも頑張って下さい!! (2013年12月7日 23時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ありがとうございます!lotusさんのためにも、そのファンの方々のためにも可愛らしいラピスちゃんを書けるよう頑張ってます!私自身がlotusさんの作品が好きだから大切にしたいというものあるのですがw、続編でも頑張っていきます^^ (2013年10月9日 15時) (レス) id: 881cfdff06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ