11*泊まる ページ14
ル「まぁ!じゃあ、ここにしばらく泊まることになるってこと!?」
話を聞いていればわかることだが、Aにとって、ある意味ここは初めての世界
つまり、伝手もなければ泊まる場所もない
唯一で来たのはここでのつながり、思わぬ危険人物Aの滞在の可能性に一同はあまりいい顔はしなかった
フ「そうはいっておらん、適当に近くに屋敷を創ってそこで過ごす、同一人物とはいえ、一応は初対面でそんな借りを作るわけには――――」
ラ「A…………ここ、泊まる、嫌?」
Aからもらったうさぎのぬいぐるみを抱えたまま歩み寄ってきたラピス
ラピスの深紅の瞳とAの生気のない紫色の瞳が静かに交わる
フ「いやというわけではない、だが、ほんの数日間のためだけに部屋を与えられるより魔術で屋敷を創ったほうが私は好ましい
貴様には実に興味があるが、奴らがあまり私の好ましく思ってないようだから、双方のことを考えればそのほうがいいだろう?」
ラ「……………ラピス」
深紅の瞳が紫色の瞳をまっすぐ見つめ、小さな口で言葉を紡ぐ
ラ「ラピス…………A、いる、ほしい」
ぎゅっとぬいぐるみを抱きしめ、小さく俯けば、瞳にわずかにたまる涙
そんなラピスの仕草にピシィィッと固まるヴァリアー一同
だが、そんな仕草も物ともせず、Aが冷静に返そうとしたところ、ベルとマーモンが慌てて飛びつかんばかりの勢いで口を塞いだ
べ「よかったな!姫!A泊まってくれるってよ!!」
マ「ボスもいいよね!彼女が泊まるの!!」
X「…………あぁ」
ザンザスの了承も出たということでホッと胸をなでおろし、Aの口を塞いでいた手を離す
だが、それでもいや、しかし、とAが言ってきたので、目力で泊まると言え!と念を押す
フ「はぁ………仕方がない、しばらく世話になる」
こうして、Aはしばらくヴァリアー城で厄介になることとなった
ちなみに、案内された客間を屋敷の寝室へとつなげば、案内役のルッスーリアに驚かれたことはまた別のお話……………
―――
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MiA - また、機会があれば、読まさせていただきたいですし、この作品は何度も何度も読んでいて、心があったかくなります(^-^)風邪に気をつけて無理をなさらず、頑張って下さい!!ずっと応援してます(*^-^*) (2013年12月8日 11時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - MiA様>完結してまでのコメントありがとうございます!私自身も読み返しては、同じシーンをほくほくしながら見ておりますwまた、このような機会が設けられた際も、よろしければ見ていってくださいませm(__)m (2013年12月7日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - MiAさん» ありがとうございます!クロスオーバーは完結してしまいましたが、また機会があればよろしくお願いいたします! (2013年12月7日 23時) (レス) id: e1c255a2f7 (このIDを非表示/違反報告)
MiA - クロスオーバー凄く良かったです(^-^)vラピスちゃんとの会話や、ラピスちゃんがうさぎを抱っこしてるところが可愛くてヤバいです(*^^*)この作品が凄く大好きです(*^-^*)これからも頑張って下さい!! (2013年12月7日 23時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ありがとうございます!lotusさんのためにも、そのファンの方々のためにも可愛らしいラピスちゃんを書けるよう頑張ってます!私自身がlotusさんの作品が好きだから大切にしたいというものあるのですがw、続編でも頑張っていきます^^ (2013年10月9日 15時) (レス) id: 881cfdff06 (このIDを非表示/違反報告)
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