49もや ページ5
男1「男子シフト交代ー！
お前ら回ってこいよ！」
男2「あとは俺たちに任せろおぉぉぉ！！」
静かで落ち着いた雰囲気の教室内が、急に賑やかになる。
今からシフトの男子の中には、賑やかな子が多いのだ。
男3「もうそんな時間か！
これから昼時だから頑張れよー」
さわ「男子はもう交代か。」
A「女子は1時間後だね」
さわ「あ、赤葦くんだ！
今からシフトなのかなー！」
A「えっ？」
さわの視線の先には、確かに赤葦がいた。
ウェイターの衣装を着て、男子に無理やりワックス付けられている、いつもと違う赤葦がいた。
赤葦「ちょ、やめろよ...」
男4「このシフト、イケメンお前しかいねえんだよ！！
イメチェンのつもりで我慢してくれよ！」
男5「おっ、オールバックか？
似合うじゃねえか！！！」
お花畑1「え、赤葦くんやばっ...」
お花畑2「カッコよすぎ...。
ねー、リンネもそう思うでしょ？♡」
リンネ「そーだねっ」
女客1「あの子誰！？イケメンすぎん！？」
女客2「バレー部の子よ！髪型変えたら更に男前だわ...」
お花畑軍団を筆頭に、女子生徒からもかっこいいだのイケメンだの、彼を賞賛する人ばかり。
男5「お、意外と好評！？」
男6「当たり前だろ！赤葦だぞ！？」
不器用そうなのに、意外と髪のセットが上手い賑やか集団。
赤葦はあっという間に、本物のウェイターのような容姿になった。
男4「我ながら上出来...。
女子から見てどーよ！！！」
女1「めっちゃカッコイイ！！」
女2「アリ！！ってかめっちゃ良き！！！」
さわ「うんうん！！」
男5「Aちゃんは？どう思う！？」
A「ええっ！？」
女子の中で唯一反応しなかったAに、感想をねだってくる男子たち。
何て言えば正解なんだろ...？
何て言えば赤葦くんは喜んでくれるのかな？
ふとAの心情を悟ったかのように、さわが彼女の耳元で囁やく。
さわ「直感で、思ったこと言いな。」
A「っ！！」
こんなこと言うつもりはなかったけど、私の本心は、私が言いたいことは───
A「かっこいいよ。すごく。
...とても。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー！ありがとうございます！！ぜひ！完結までよろしくお願い致します！！！！ (2019年8月14日 12時) (
レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです！完結まで、お付き合いさせてください！ (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黄々 | 作成日時：2019年6月5日 21時
