65もや ページ21
A｢いやその情報どこから…｣
さわ｢本人に直接聞いたに決まってるでしょ｣
あっ、さすが.......。
としか言い様がない。
A｢ってかその情報必要？
私に教える意味ってある？｣
さわ｢今から1限目始まるよね？
だから、昼休みゆーっくりお話ししましょ★｣
A｢何その言い方コワイヨッ｣
ということで昼休みは、さわとお昼を食べに空き教室へと向かうことに。
廊下の空気は冷たかったが、空き教室の中は、かすかに温かさが残っていた。
どうやら4限目にどこかのクラスが使っていたらしい。
しばらくいつものような会話を続け、お弁当箱の中身が空になった頃、Aから本題を振った。
A｢で、お話しってなにー？
いつも教室でみんなと食べるのに、こんなところにわざわざ来てまで.......｣
さわ｢水臭いなー、本当は私が言いたいこと知ってるくせにー♪｣
A｢いや、分かんないって｣
さわ｢赤葦くんのことだよー｣
A｢あー、誕生日がどうとかってこと？
私には関係ないじゃん。どしたのよ｣
さわ｢関係あるくせに〜♪｣
A｢えー、ないよー。ないない。｣
さわ｢ふっ、
そうやって逃げ続けるの？｣
A｢.......え、？｣
不自然にさわの口角が上がり、場の空気が一気に不快なものになる。
これは本気で怒っている顔だ。
顔は笑っているけど、目は笑っていない。
さわ｢もういい加減にしてよ。見苦しすぎて見てられない。｣
A｢へ？なにが.......｣
さわ｢自分に素直になってよ。Aつんがかわいそうじゃない！｣
A｢でも私、本心しか言ってないよ.......？｣
さわ｢嘘ばっかり。そうやって嘘をつくのが楽なの？
笑わせないで。｣
Aを見つめる瞳は真っ直ぐすぎる。
プレッシャーを感じたくなくて瞳から逸らしたかったけど、逸らせば今すぐにでも死んでしまいそうな気がした。
さわ｢ねえA、Aの苦しさなんか私には分からないよ。当然だね。
でもね、口に出してさえくれれば分かるんだよ。
Aつんが本音を言ったとしても、実際に見てしまったものを言ったとしても、私は迷惑だなんて思わない。｣
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー！ありがとうございます！！ぜひ！完結までよろしくお願い致します！！！！ (2019年8月14日 12時) (
レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです！完結まで、お付き合いさせてください！ (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄々 | 作成日時：2019年6月5日 21時
