贈る言葉。 ページ43
誰もいない場所に着いた二人は向かい合って話の続きを始める。
「私ね...本当はすごく寂しい、アルバスと離れるのが怖い」
アルバスは自分も同じ気持ちだと伝えたかったが先ずはAの話を聴くことに徹する。
「でもそれと同じぐらい夢を追いかけたい。だから私は自分の経験や知恵を育むために日本に行きたいの」
Aの目はいつになく真剣でその瞳は夢を実現させることを示しているようだ。
「アルバス覚えてる？この前ここで先のことを気にしたって仕方ないから今を大切にしたいって私に言ったの」
ア「もちろん」
「私もそうしようと思った。でも、でもね、そう簡単に今のことだけに集中できなかった。怖かったの、あなたにいつか...置いていかれるんじゃないかって」
ア「A...」
「今も時々怖くなる。いつかアルバスに手が届かなくなりそうだって」
Aの声が震えていてアルバスは今すぐAを抱き締めたくなったが踏みとどまって話の続きを聴く。
「多分、私さ自分が思ってる以上に一人で立ってられない。それに一人で立っていられる人間なんていない＿＿＿でも私は成長したい。支える側にもなりたい」
Aはアルバスに手を伸ばし、アルバスの頬に触れる。
「だから、成長できた時、私の隣にはアルバスがいてほしい。アルバスを支えられる私になりたい。きっとこの寂しさは日本に行ってる間も消えることはないけど、この前アルバスが言ってくれたように心は繋がってる。信じてる。信じられる人が目の前にいる」
Aの言葉一つ一つがアルバスの胸の中に広がって積もっていく。
Aは小さく微笑んで「私は全部言ったよ。次はアルバスの番」と言った。
アルバスは自分の頬に優しく触れるAの手を取り、握る。
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
