行き先 ページ38
「失礼しました」
次の日、Aは卒業式の卒業生代表の言葉の確認を終えて校長室を出た。
イースター休暇も残すところあと少し。
最後まで頑張ろう、とAが気合いを入れ直して寮への道を辿っていると
フ「Msアステロイド」
「フリットウィック先生、」
寮監のフリットウィックに呼び止められる。
「なにか仕事ですか？」
フ「いや、そうではない。少し話があるんだが大丈夫か？」
「はい、大丈夫です」
フリットウィックに連れられてAは妖精呪文の教室に入る。
いつもフリットウィックに質問に来ている生徒がいないせいか、中は静まり返っている。
何となく張りつめた空気が走る。
フ「Msアステロイド＿＿＿＿日本に行かないか？」
「えっ...日本、ですか...？」
フリットウィックから出た日本、という言葉にAの心臓は大きく波打つ。
日本って日本？
マホウトコロのある日本？
どうして私が？
色々な疑問が浮かび上がってくるAを察したのかフリットウィックは続ける。
フ「君は魔法省で働くことを進路としているだろう？そして成績処理で魔法省勤務希望の子達の成績を魔法省に確認してもらうときにたまたま日本の魔法省の方がおられて、君のOWLの成績を見て感銘を受けられた」
「日本の魔法省...」
フ「そして是非君に数年でも構わないから卒業後、日本に来て働いて欲しいと言っている」
卒業後ってことは、卒業してから直ぐ？
フ「今の日本の魔法省は進んでいてその場にいたグレンジャー大臣もMsアステロイドが日本に行ってそのスキルを持ち帰ってきてほしいと言っていた」
Aは現状に頭が追い付かず、少し混乱していた。
そしたらアルバスは？
日本とイギリスじゃすぐ会える距離じゃない。
「あの...」
でもせっかくの機会を無駄にしたくないし、何より自分の経験を増やして日本で学んだことをイギリスでも生かしたい。
二つの感情がAの中で葛藤し始める。
「前向きに検討します...」
フ「イースター休暇明けに答えを聞くからよく考えるといい」
フリットウィックはそう言い残して教室から出ていく。
日本...
「日本...か...」
Aは暫くその場に立ち尽くした。
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
