大切な彼女 ページ30
それから時は流れてホワイトデーがやってきた。
ホワイトデーは二人で過ごすと決めていたのでアルバスとAは大広間で向かい合って昼食を摂っていた。
ア「ねえA」
「なに？」
ア「なんか悩んでない？」
「え？」
ア「気のせいならいいんだけどさ、なんか上の空っていうか」
言われてみればAは先程から卒業後のことばかり考えていたかもしれない。
「アルバスごめんね...あの、卒業後のこと考えてて。アルバスはどうしたいのかなって」
ア「どうしたいって、僕はAが卒業しても別れないし、別れるなんて考えてない」
当たり前のようにそう言ってくれるアルバスにAは同じ気持ちでよかったと思った。
「私もそう望んでたし、そう言って欲しかった」
ア「たとえ遠くても離れないよ。それに約束した。卒業しても会うって」
アルバスはAの手を繋いで指を絡める。
Aが自分の生活からいなくなるなんて考えたくない。
Aはアルバスの手を握り返す。
アルバスは今すぐAを抱きしめたくなった。
色んな表情を見せてくれるAは笑顔はもちろんのこと、悲しそうな顔も美しい。
ア「僕はどんなに離れてもA以外好きにならない。だから君も僕を好きでいて...理由なく僕を捨てたりしないで」
「アルバス...捨てるだなんて嫌」
Aの瞳に涙が溜まっていくのをアルバスは見逃さない。
ア「二人になろう」
何で泣きそうなのかAは自分でも分からなかった。
でも、今はただアルバスに包み込んで離して欲しくない。
空き教室に入った二人は扉を閉めて鍵をかけた。
ア「おいで、」
アルバスの甘やかす声にAは素直に甘えた。
「今日は私が甘やかそうと思ってたのに...ダメだね」
ア「いいよ、僕Aのこと甘やかすの好きだから」
アルバスはAの目の縁に溜まる涙を優しく拭って唇を重ねた。
「教室でこんなことしてるのバレたら大変だね」
ア「誰も来ないよ。それに今更止められない」
アルバスはAの首や鎖骨に唇で触れていく。
それはまるでどこにいてもAは自分の彼女だと教え込むように。
深く＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
