何よりも甘い ページ21
バレンタインが近づく中、Aはいつにも増してチョコレートの香りが漂う校内を歩いていた。
最近は試験対策でますます追い込みをかけているせいかとんでもなく眠い日が多い。
今日はまだ目が冴えている方なのでAは久しぶりにクラブに行こうかなとルームに向かっていた。
勉強しているせいか無性に甘いものが食べたい。
夕食の時フルーツサンドを食べようかな、なんて考えながら歩いていると
「A」
「アルバス、」
後ろからアルバスがAを呼んだ。
ア「クラブ？」
「うん、そうなの。今日はまだ起きてる方だから覗いていこうかなって」
アルバスはAに追いついて並んで歩き出す。
ア「みんなAが卒業しちゃうの寂しいって言ってる」
「私も寂しいな_____________アルバス甘い匂いするね」
ア「え？そうかな？チョコレートの匂い染み込んでるのかな」
アルバスは服の袖を鼻に押し付けて匂いを嗅ぐ。
ア「あー、確かにちょっと甘い匂いするかも」
「甘い_______いい匂い」
Aはアルバスに吸い寄せられるようにアルバスを抱きしめる。
ア「Aっ、」
「なんか…アルバスとこうするの久しぶりな気がする」
ア「そういえば_______そうかもね」
アルバスはAの手を引いて人気のない所に入り、しっかりと腕の中に閉じ込めた。
「アルバスふりふりエプロンでチョコ作りしてるんでしょ？」
ア「やっぱり知ってるのか…」
「もちろん。クロエから聞いた」
アルバスは「まじかあ…」と赤くなってAの髪に顔を埋める。
「見たいなあ」
ア「Aには見せたくない」
「ええっ、地味に傷つく」
ア「傷つくなよ。なんていうか、その…Aの前ではかっよくいたいんだって…」
Aがアルバスを見るとアルバスの顔はリンゴみたいに真っ赤だった。
「アルバスってば可愛いね」
ア「君の方が可愛いと思うけど」
アルバスはそのままお喋りなAの唇を塞いだ。
久しぶりのアルバスの唇からは大量の愛が注ぎ込まれてくるようでAは離れたくなかった。
アルバスの唇をペロリと舐めると打って変わって絡みつくようなキスになる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
