ふりふりエプロン ページ20
アルバスとスコーピウスがチョコ作りを初めて何日か経つ。
あと三日もすればバレンタインデーが来る。
ス「うん、僕ら相当上手くなったと思う。この道極めてるな！」
スコーピウスは慣れた手つきでチョコレートをバラの花びらの形に象っていく。
ア「もう何回目かだからな」
アルバスもだいぶコツを掴んできて今ではあまり失敗もなく作れている。
ク「ほんとにふりふりエプロンなのね」
突如声が聞こえたと思いアルバスとスコーピウスが振り返るとそこにはポニーテールのクロエ。
ス「クロエ、君も来てたんだね！」
スコーピウスはふりふりエプロンを恥ずかしがることなく「似合うだろ？」と何故か少し自慢した。
ク「まあ思ってたより？私はAへのチョコレート作りに来てんの」
アルバスはクロエに見られたイコール即座にAに言われるやつではないかと思考回路が悲鳴をあげる。
ク「アルバスも着てるのね」
ア「Aには言うなよ、恥ずかしいし」
ク「Aならもう知ってるけど」
ア「えっ！？」
Aはもう知ってるのか。
いや、確かにこんな若奥様みたいなエプロンでチョコ作りをしている生徒はアルバスとスコーピウス以外にいないが。
ク「めっちゃ見たい、って言ってたわ」
ア「嫌だよ、Aにこのエプロン姿だけは見せたくない」
それに自分よりもAの方が断然似合うに決まってる。
ク「Aの恥ずかしい写真あげるから撮らせなさいよ」
ア「恥ずかしい写真って…なんで持ってるんだよ」
それに多分自分の方がAの恥ずかしいところ知ってるのではないかとアルバスは思ったが何考えてるんだ、と自分を打つ。
ス「何してるのアルバス」
ア「いや、ちょっと」
なにこんなところで張り合ってるんだ。
ク「じゃあただで撮らせなさいよ」
ア「嫌だよ。もうチョコ作りに戻らないと」
アルバスは頬を赤らめたまま再びチョコレートを溶かし始める。
ふりふりエプロンを着ているのにチョコレートを作る姿がまあまあ様になっていてクロエはマジかと思った。
ク「Aに見せたら変な性癖に目覚めそう」
ア「勝手にAの性癖を開発しないでくれ」
アルバスはクロエにため息をついて作業に集中した。
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
