味見 ページ17
それから数分後、とりあえず完成した二人はお互いのチョコレートを食べることにした。
周りではまだチョコ作りに奮闘している男子生徒もたくさんいる。
｢｢いただきます｣｣
アルバスはスコーピウスの作った薔薇の形をした赤色のチョコレートを口に放り込み、スコーピウスはアルバスの作ったフルーツ入りのチョコレートを食べる。
二人の間に少し沈黙が流れる。
ス｢フルーツが思ってたより硬いね｣
ア｢舌触りがざらざらしてる｣
お互いに正直に感想を言い合うと｢うーん｣と二人同時に首を捻り、自分の試作品を食べる。
ア｢ホントだ、それに香りが飛んじゃってる｣
ス｢僕のはちょっとしつこいなあ…｣
案外難しいレシピを選択したふたりは初めてにしてはできた方だがやはり納得できるものでは無いようだ。
何がダメだったのか、とアルバスが考えていると足音がして、ニュっと手が伸びアルバスの試作品が取られる。
ル｢なかなかいいと思うなあ｣
ア｢ルーシー！？｣
振り返るとそこには穏やかな雰囲気を持つルーシーがいた。
ス｢ワーオ、ルーシー・ウィーズリー！どうしてここに？｣
スコーピウスの試作品も1つ食べたルーシーは｢ああ、｣と続ける。
ル｢友チョコ作ってたの。勉強の息抜きがてら。そしたらすごいふりふりのエプロンのあなたたちがいたから｣
ルーシーはうまうまと食べた後に近くにあった椅子に座る。
ル｢アルバスはAへのチョコでスコーピウスはロージィ？｣
ス｢うん、だけどなかなか上手くいかなくて｣
ル｢最初はそんなもんだよ、みんなバレンタインまで毎日練習してるもん。魔法で最後のトッピングとかしてる人もいるよ｣
ルーシーに言われて辺りを見るとグリフィンドールの女子グループが魔法できらきらのチョコを作っている。
ス｢僕らも頑張らないとな、ローズの胃袋をまずは掴まないと｣
スコーピウスはルーシーによってすっかり無くなった試作品が乗っていたお皿を見る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
