八十五話 ページ37
あまりの近さにアルバスの顔は真っ赤になる。
ア｢だって言えるわけないだろ｣
ス｢何が？｣
ア｢だから、その…子犬に妬いてるとか｣
アルバスは恥ずかしくなって膝に顔を伏せる。
ア｢ださいだろ、ほんと僕…カッコつかない｣
ス｢アルバス…｣
スコーピウスは眠りに落ちたクラップを膝の上にそっと乗せてアルバスを抱きしめた。
ス｢なにそれ、かわいい｣
ア｢何言ってるんだよ｣
アルバスはスコーピウスを抱き締め返してスコーピウスの肩に顔を埋めた。
ア｢普通引くだろ｣
ス｢引かないよ、嬉しい｣
ア｢理解に苦しむよ…｣
スコーピウスはアルバスのクシャッとした黒髪を子供をあやす様に撫でた。
ア｢僕のこと犬みたいだとか思ってない？｣
ス｢お、思ってないよ｣
ア｢嘘ヘタ｣
アルバスは自分の髪を撫でてくるスコーピウスの手を掴んでキスを落とす。
外だが子犬を除けば自分たちしかいないわけでアルバスは構わずキスを続ける。
まあ見られたところでそれが広まってくれた方がスコーピウスに手を出す者もいなくなるだろうと思う。
ス｢それにね、僕も嫉妬するよ｣
ア｢え？そうなの？｣
アルバスはてっきりスコーピウスは嫉妬しない方だとばかり思っていた。
第一彼が嫉妬しているところなんて見た覚えがない。
ス｢今思えば付き合う前してた｣
ア｢えっ！？いつ？｣
アルバスはスコーピウスの顔を見る。
ス｢えっ、あの、ほら闇の帝王の娘…あいつと君が二人だけで仲良くしてる時とか…なんかアルバスが取られたみたいだったから｣
スコーピウスはごにょごにょと最後の方を少し濁らせる。
アルバスはそんな可愛らしいスコーピウスを強く抱き締めてもう離したく無くなった。
このままどこか遠くに二人で行ってしまいたい。
ア｢スコーピウス、君しか見てない｣
というかもうスコーピウスしか見えない。
ス｢僕も、僕もアルバスしか見てない_______君に夢中だ｣
スコーピウスもアルバスを強く抱き締め返し、アルバスの匂いに安心して眠ってしまいそうになった。
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ななや(プロフ) - れいなさん» そうですね♪私の妄想ですが、ドラコも純血至上主義に育てられてなかったらスコーピウスみたいになってたのかなって時々考えます笑なかなか想像できませんが。 (2023年4月26日 20時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - れいなさん» 確かに…！まんまとハリーに嵌められたドラコの顔が見てみたいです(oˆ罒ˆo) (2023年4月26日 20時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» ありがとうございます！続編も頑張っていきますね！ (2023年4月26日 20時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
れいな - スコーピウス、アストリアの本使ってるのか(*´ω｀*)きっと、スコーピウスの性格はアストリアに似たんでしょうね(*^▽^*) (2023年4月18日 18時) (レス) @page41 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - ななやさん» ハリーは原作でも結構ゲスな部分はありましたからね(^ ^)ドラコはまんまとハリーに嵌められそうです！ (2023年4月18日 17時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年1月6日 12時
