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「それならずっとここにいればいい。」アラジンはお姫様にそう言おうとしたが、その言葉は1匹の猿によって遮られた。
猿「ウキッ!」
その猿はお姫様のイヤリングを瞬く間に盗んだ。
司「こら!アブー!!」
寧「…そう。これが狙いだったのね。」
司「違う!待ってくれ!」
猿の名はアブー。これもロボットだ。
アラジンと共に盗みを働いてる、相棒のような存在。
盗むのが当たり前になり、お姫様を家に連れ込んだのもそのためだと思って行動したようだ。
それに怒ったお姫様は、他に行くあてもなかったので仕方なく宮殿に帰った。
司「アブー…。盗みをする時もあれば、しない時もあるんだ。
だからこれは、返さなくちゃいけない。」
アラジンはアブーにそう言い聞かせる。
アラジンの台詞が終わるとお姫様の部屋の背景になり、バルコニーが立体になってるセットに変わる。
お姫様がバルコニーから顔を出し、街の風景を見ていると下から声をかけられた。
司「やぁ、さっきぶりだね。」
寧「な!?…見張りがいたはずよ。一体どうやって…。」
司「魔法を使ったのさ。透明になる魔法!…なんてね。
これを返しに来たんだよ。」
冗談を混じえてイヤリングを返しに来たこと、猿の悪戯だった事をお姫様に伝える。
やっと和解ができた所へ王様がやってきた。
寧「お父様!彼は悪い人ではないわ!」
王「ええい、こやつをこの王国から追い出せ!」
王様はお姫様の言葉に耳を傾けもしない。
王様の命令を合図に、これまた類くん特製の砂撒き機?のようなものを作動し舞台を砂漠にする。
砂は砂鉄に色を塗ったらしい。砂鉄のため、すぐに片付くそうだ。
類「お前も気の毒だなぁ。」
司「…。」
罪人を砂漠へ案内するために付き添って来た
類「宮殿に戻りたいとは思わないか?」
司「なにか方法があるのか!?」
アラジンがうまい話に食い付き、何か企むかのような顔をする大臣。
類「ああ、ついてこい。」
大臣の後をついて歩くと、ライオンの口が入口になってる洞窟に着いた。
類「いいか、中に入ったら財宝がある。目が眩んでしまうのはわかるが決して触ってはいかんぞ。
ランプだ。ランプのみを持って戻ってくるのだ。いいな?」
司「ランプだな、わかった。」
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のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時