暗闇-sho.h- ページ38
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真っ暗な室内で、彼女は俺の腕の中にいた。
年上のくせに、小さくて、華奢な体。
かすかに香る、自分と同じシャンプーの香り。
雨で冷え切ったはずの自分の体は、
ドキドキと音を立てて、体温を上げていた。
Aが側にいると、苦しい。
胸がぎゅっと締め付けられるほどに、
愛しさがこみ上げる。
だけど、Aと離れてるともっと苦しい。
寂しさ、嫉妬.....いろんな感情が入り混じって、
彼女のことばかり考えてしまう。
離れてみて気付いた。
俺にとってAは、絶対必要な人。
...............................1番、大切な人。
今まで築いてきた芸能生活を投げ打ってでも、
側にいたいと思える人.........
こんなこと、口では上手く言えない。
だから今、Aを抱きしめる手に、
自分の思いの全てを込めた。
本当は、緊張して震えている腕も、
照れて赤く染まっている顔も、
暗闇が、全部隠してくれるから.......。
このまま、Aを自分の腕に留めておきたくて
必死だった。
だけど彼女は、そんな中で必死に抵抗する。
A「.............離して。」
紫耀「................」
A「あたしのことなんて、何とも思ってないんでしょ？
..........もう、からかうのはやめてよ。」
その言葉に、心がざわつく。
紫耀「何とも思ってなかったら、
こんなことしねぇよ！」
暗闇の中で響いた自分の声に、
Aは、びくんと体を驚かせた。
一年半前、彼女を遠ざけたのは自分。
全部自分が悪いって分かってる。
だから、今度は.......
絶対に同じ過ちを繰り返したくない。
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「............Aが、好きなんだ。」
さっきまで大きな音を立てていた雷。
なのに今は雨音が遠くで聞こえるだけ。
音のない沈黙が、恥ずかしさを増幅させる。
緊張の中で、一つ一つ、
言葉を選びながら、慎重に伝えた。
紫耀「たぶん、Aが思ってるよりも
ずっと........ずっと.............」
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ゆずか(プロフ) - ひかるさん» とんでもないお仕置きの予感←笑いました(^O^)そうですね、とびきり意地悪な感じも書いてみたいような(*^ω^*)私も小説の展開いろいろ妄想して、ゾクゾクしちゃうタイプなので、同じく変態ですね(>_<)笑 (2018年10月31日 3時) (
レス) id: 3700cb8e3d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - ドSな紫耀くんが嫉妬したらとんでもないお仕置きの予感が笑 ほんわかした紫耀くんもいいけど意地悪な紫耀くんもゾクゾクしちゃう←変態、あ、付き合えたんでまた合鍵渡せますねよかったぁ笑←安心 (2018年10月28日 20時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - maicha3さん» コメントありがとうございます(*^ω^*)更新を楽しみにしてくださって嬉しい限りです(^O^)続編も頑張って書いていきますので、また読んでやってください（^人^） (2018年10月27日 7時) (レス) id: 3700cb8e3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - 絢葉さん» 最高だなんて......嬉しくて、書いてよかったなって思います(*^ω^*)お話書かれてるんですね(^O^)！あたしもフラグ立てずに、ギリギリのラインで頑張ってみます！笑 (2018年10月27日 7時) (レス) id: 3700cb8e3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - mai.さん» コメントありがとうございます(*^ω^*)続編希望してくださって嬉しい限りです(^O^)大人な2人も今後楽しみにしててください！(^O^) (2018年10月27日 7時) (レス) id: 3700cb8e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずか
| 作成日時：2018年8月22日 8時
