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#黄の話 ページ12

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聖羅side



何個も掛け持ちしているバイトの一つ、カフェのそばにあるコンビニへと足を運んだら

まぁ不思議


お隣さんの坂田くんがレジに立ってた。
コンビニ制服着てたから、きっとバイトかな

同い年だけれど、たまにすれ違うときに挨拶するくらいの仲な僕ら

僕は彼を覚えてはいるけど、彼は僕のことを覚えてない。
名前だって何度間違えられたことか。


いつもと変わらず軽く頭を下げると、小さく微笑んだ坂田くん


なんか、こんな朝早い時間からのはずなのにげっそりしてない



寧ろ、清々しそうな、嬉しそうな顔


何かこのあといいことあるんかなぁ、と頭の隅で思った後、店内の奥まで進もうとした


けど、彼女の声が聞こえて立ち止まった。


『優〜、きたよ!』


…え、


Aさん…?!

坂田くんへ笑いかけるAさんに対して、坂田くんはこの上ない幸せそうな顔。



…もしや


と良くないことを考えていると、もう1人聞きなれた声が聞こえた


「…え、坂田」



Aさんの背中についてる、茶髪の小さい人


これまたご近所の浦田さん…



浦田さんまでAさんと交流あるなんて、こりゃあなんたる偶然…



と、物陰から一部始終を覗き見てる僕は、誰かが後ろにいることも気づかなかった


「…あれ、聖羅くん」

「っわ、びっくりしたわ〜

雅也くんまでいるんですか」


いつの間にか後ろにいた雅也くんに声をかけられ、肩を揺らす


これじゃあうちのご近所さん全員揃うてますよ〜


「…聖羅くんも、Aちゃんのこと知ってるの?」

「…へ?」


雅也くんの口から出た言葉に、ヒュッと喉が鳴る




…ははぁ、これじゃあ



浦田さん

雅也くん

坂田くん





みんながみんな




「全員敵ってことですやん…」



ストーキングするほどに。

疲れが吹っ飛ぶほどに。




みんな、Aさんのこと好きなんじゃあ


しょうがないと思いますけどねぇ





.




【浦島坂田船】運命の相手じゃなくお兄ちゃん決めちゃいましょう。


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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船、そらる , 愛され、逆ハーレム   
作品ジャンル:恋愛
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なおみ(プロフ) - 栗山さん» はい!新作o(。>∀<。)o 飛んでいきます〜(´∀`*) (2018年4月4日 1時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさんお久しぶりです!!はい…完結しました…!!ご愛読ありがとうございました!実は今新作出してて…うしさせも出てるのでぜひ作品欄から飛んでください…!!!!← (2018年4月4日 1時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 完結してたこと気が付かなかった…。完結おめでとうございます!(もっと見たかった〜けど。) (2018年4月4日 0時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 栗山さん» よろしくお願いします((○'ω'○)) (2018年3月3日 10時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさん…!!じゃんがじゃんがです笑ありがとうございます…!!今後ともよろしくお願いします|・∀・*)ノ (2018年3月3日 10時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗山 | 作成日時:2017年10月25日 20時

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