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源 ページ20
A「うん」
涙で顔がグシャグシャに、なっているけど
必死で笑う
えんらえんら「もう、Aちゃんったら
口が引きつってるわよ」
A「えんらえんらだって、泣いてるし」
えんらえんら「そうね、」
A「もう、部屋に着いちゃったね」
えんらえんら「ええ、無事で居てねAちゃん」
A「えんらえんらもね」
私は、襖を開ける
ろくろ首「案外早かったね、それで
どうだったんだい?」
A「明日からもう、仕事だって」
思い出しただけで、涙が溢れる
ろくろ首「辛かっただろうに」
ろくろ首は私を抱き寄せて、背中を摩ってくれた
A「ありがとう、もう、大丈夫」
そして私は、機織り機の前に座る
ろくろ首「そうだね、いつまでもうじうじ、
してらんないもんね、いい判断だと思うよ」
そして、そこらは会話が無く
カタカタと無機質な音が、部屋に木霊した
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作者名:初風彩 | 作成日時:2019年6月22日 19時