今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:8,948 hit
小｜中｜大
04 ページ5
.
「なんや、侑が話したいだけやんか！」
その様子に周りの人達はぶーぶーとブーイングをする。
予習通り、この人はクラスのムードメーカー。
「知っとんで、バレー部なんやろ？」
私がそう答えると、今度はしゃべったー、と誰かがいう。
私は見世物パンダかなにかか。
「みんなのことも知ってんで」
お見舞いに来てくれた、まりちゃん、ゆあちゃん。
隣の席の牧田くん。
部活が一緒の、あやかちゃん
私は1人1人指をさして言う。
全員言い終わったところでまりちゃんとゆあちゃんが私の方に飛び込んできた。
「飛鳥」
泣きながら私の名前を呼ぶ彼女に
目を覚ました時のお母さんの反応を重ねた。
私は二人の背中に手を回す。
そこになんの感情がなかったとしても。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：栗原 | 作成日時：2018年10月7日 19時
