40話 ページ40
チ「聞いたよ。オペシーンの撮影、めちゃめちゃ上手くて大絶賛されてるんだって？」
昨日Aちゃんに練習見てもらったおかげで、めちゃくちゃ今日の撮影は上手にできた。
京「うん。お陰様で。なんで今日の午後はチーフマネなの？Aちゃん他の人についてる？」
チ「あれ聞いてない？今日は午後休。お兄さんが久しぶりに来日するから会いに行くって言ってた。」
そうなんだ。よかった。ちゃんと息抜きできてるんだ。
チ「そろそろ楽屋挨拶行く？」
あ、そうだった。
京「俺一人で行ってくるから。」
二宮くんにアドバイスもらってこよう。
(コンコン)
二「どうぞー。」
京「失礼します。今日はよろしくお願いします。」
相変わらずゲームしてる。
二「うん。よろしく。、あれ？Aは？」
京「今日は午後休でお兄さんと会ってるみたいです。あの。それで、ご相談が。」
二「うん。何？」
何から話せば、。
京「二宮くんって女性マネージャーがついたことありますか？」
二「うん？A関連？」
京「はい。Aちゃん、今嫉妬されてて。苦しんでるんです。だからどうにかしたくて。」
ため息ついてる。ん？
二「やっぱりな。女性マネだとそういうトラブルもあると思うから気をつけろってAに言っておいたんだけど。、あいつさ、周りに何て言われても気にしないようにするから大丈夫って言ってたんだよな。、っていうことは。、物理的な嫌がらせ？」
え？
京「物理的？」
二「たとえば、うん。そうだな。よく、少女漫画とかであるだろ？物を隠されるとか。思い当たることない？」
あ。そういえば。
京「びしょ濡れで楽屋に戻ってきたことがありました。テストで濡れてきたよってその時は言ってて。」
二「マネが？テスト？、いや、普通はあり得ない。、それやらされたな。」
そうかも。押し付けられたのかも。
京「どうしたらいいんですかね？」
二「、っていうかAそれぐらいでへこんだりするの？結構あいつ強いじゃん。」
京「最近色々あったんですよ。、新人マネージャーとのトラブルとか。」
そう言って二宮くんの様子を伺うと何かに納得するかのように大きく頷いていた。
二「あいつ相当落ち込んでたもんな。」
え？落ち込んでた？なんで？
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作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
