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そういえば、前から思ってたんだけど、穏やかってどゆこと?


ま、いいか。


美「じゃ各自、調査を開始してくれ。裏庭で会おう。」


俺は小塚と忍と一緒に理科準備室に向かう。


『お、着いたな。』


そして理科準備室の扉の前に行く。


スライド式の扉に嵌め込まれている取っ手には、埃がなかった。


誰かが入ってるんだ。


んー、先生の可能性もあるしな。


小「じゃ、僕も行くね。」


『ん、りょーかい。』


少し扉を開けてみる。


レールを見ても、埃がなかった。


『誰か入ってるのかな。』


七「ん、埃の積もり方が変だ。」


見ると、たくさん埃が溜まっているところと、少ししか溜まっていないところがあった。


『本当だ、何でドアの前に埃がこんなにあるんだろう。』


俺が注目したのは、棚の前と横だ。


棚は壁に面しているから、窓の位置的には空気があまり流れない。


だから一番埃が溜まるところだ。


なのにほとんどない。


『ねえ、棚の前と横には全然埃がないけど、この棚って動かせる?…やっぱいいや。社会と理科のエキスパートに任せておこう。そっちの方が正確な答えが分かるから。』


とりあえず中を見て回った。


棚には標本箱とか、ホルマリン漬けの爬虫類とか、あとは植物が入ったビンがあった。


七「一通り見たとこだし、写真でも撮って行くか。」


そして俺と忍は写真を何枚か撮って庭に向かった。


なんか、肝試しデート的な?


それっぽい雰囲気じゃないけどね。


庭に行くと、まだ誰もいなかった。


『一番最初じゃん。よかった、俺ちょっと頭痛くなったんだ。』


準備室の中のにおいで頭痛くなったんだよね。


電気の明かりが漏れてるとこに座り込む。


クシュンッ!


俺は盛大にくしゃみした。


『寒いな、やっぱり。』


そう呟くと、忍が近くに来る。


七「寒いなら、皆が来るまでこうしてようぜ。」


そう言って忍は俺の肩を抱き寄せる。


『ん、ありがと。』


正直、今の俺は顔が赤いと思う。


だって体が熱いから。

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草生える(プロフ) - 加奈さん» ふぁ!? (2020年3月18日 13時) (レス) id: edfdfc9735 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 七鬼をどうやって手懐けよう…? (2020年3月18日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
草生える - あ、いや、そうならないかもしれませんけど。 (2019年9月13日 21時) (レス) id: bd0db97313 (このIDを非表示/違反報告)
草生える - そうしてみます!ありがとうございます。 (2019年9月13日 21時) (レス) id: bd0db97313 (このIDを非表示/違反報告)
由香里 - 夢主ちゃん、翼と同じタイミングで一緒にバーンってなって、病院で仲良くなって忍が嫉妬…。とかどうでしょう! (2019年9月13日 18時) (レス) id: 70dce2c9c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:草生える x他2人 | 作成日時:2019年8月28日 9時

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