☆【ARS】短編集5 ☆ (ページ3)

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遊び人の俺。K.N ページ3

オンナノコがどうって？

あー、カワイイな…って思いますよ。
ふつーにね？

でもさぁ、だからって別に何とも思わないしね笑

俺の下でヨがってる…名前なんだっけ。忘れたけど。

まぁ、そんな程度だったのよ。
名前なんて知らなくていいデショ？
女なんてみんな一緒なんだからさ。

名前呼んで？とか言われたって、キスでもして塞いどきゃ、それ以上何も言ってこないし。

ね？そのとき俺のヨクの処理をしてくれりゃ、誰でもよかったわけよ。

ちょっと(尻が)軽くて、まぁまぁカワイかったらオッケーだったし。
つーか、女ならヨシ笑

だからね。

キミと出会ったあのときも
ホントは遊びのつもりだったんだよ。

あの日、数合わせに無理やり出席させられた合コン。

今回のオンナはハズレだな…なんて
隣のグイグイ絡んでくる胸だけやけにデカくてケバい女の相手しながら思ってて。

さすがに香水もキツいし、このオンナとはヤれないなと思ってた。(胸は好みだったんだけど)

そんでそのオンナから逃げるために一旦席を立ったらさ
見えた隣の席のオンナノコがびっくりするくらい可愛かったわけ。

そしたら、当たり！って思うでしょ。
あ、合コンじゃなくて、この店がね笑

呼んでくれた先輩に感謝だよ。ケバいオンナ喰わずに済んだんだもん。

それから俺は、隣のケバいオンナそっちのけでそのカワイーなーって思った子がいる席をガン見。隣のオンナはウザかったけど、その子を見てたおかげで気が紛れた。

しばらくして、彼女がトイレに立つ瞬間を目撃して。

オンナの腕をふりほどいた俺は
「トイレ行ってくる」
つって、さりげなくその子の後ろをついてった。

…そう。バカな俺は
今日は彼女と仲良ししたいなーなんて
軽く考えてたわけよ。

俺の作戦はこうだ。

まずは、トイレから出てくる彼女を待つ。

んで次に、すれ違いざまにぶつかるフリをする。

イテェ！って、大げさに痛がって見せればさ
当然向こうは、ごめんなさいってなるわけで。

そしたらもう勝ったも同然！

「お詫びなんていいから、俺と抜け出さない？」

そう声をかけて、俺の得意なニッコリ笑顔でとどめを刺す、と。

え、そんな簡単に？って思ったでしょ。

ノンノンノン。俺様を甘く見てもらっちゃ困るのよ。
これで堕ちない女はいないもーん。

彼女も、すーぐにオレノモノ。
ぐふ笑

さぁ作戦実行だ。

彼女がトイレから出てくる。
俺はさも今トイレに行くふりをして…

「…イッテ」
「きゃ、ごめんなさい！」