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鏡の国のアリス 3 ページ5

「あの、真白さん」
「ほい?何〜?」
部活の練習が終わると黒子が声をかけてきた。鈴はマネージャー業を淡々とこなし、覚え始めていた。


「…マジバ行きませんか?」
「お!いいね!!行く行く」
二つ返事でついて行く鈴。
これは、並外れたコミュニケーション能力の賜物だった。


マジバに行く途中でも、あまり話さない黒子に代わり、鈴がひっきりなしに喋っていた。
「あ、そういえば何で黒子君は、俺の
事知ってたの?」
「…ボク達同じクラスですよね。
だからです」
「うん、そうだけど…」


マジバに着いて、商品を頼んで空いている席に座っても話しは続いた。
「それと…」
「それと?」
「真白さんが帝光中学出身だと聞いて
興味が湧きました」
「そうかー…」
買ったバニラシェイク(Lサイズ)を吸う。黒子も、間を空けるようにシェイクを吸った。


「…帝光中学校の噂って
知ってるよね?」
「えぇ…二つほどありました」
「一つは、
『幻の6人目(シックスマン)』
もう一つは……」


「ぐおっっ!?」
鈴が言いかけた時、トレイにチーズバーガーを大量に乗せた少年が悲鳴を上げた。どうやら、黒子に気がつかず席に座ってしまったらしい。
「どうも…育ち盛りですね」
「ヤッホー!火神君!!
凄い量のチーズバーガーだね」


少年__火神大我は少し狼狽えていた。
「どっから…つか何やってんだよ?」
「何って…雑談?
火神君も混ざる?」
「遠慮しとく…って、真白あんたも
帝光中学出身だったんだな」
「カントクから聞いたの?」
「いや、他の部員が…」
「個人情報が流失してますね」
「本当だよ!
俺のプライバシーは?」


鈴は相変わらず、ケラケラ笑っている。さっきの続きは今度ですねと
黒子は密かに思った。

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設定タグ:黒バス , 夢小説 , おとぎ話風   
作品ジャンル:アニメ
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裕利 - 見たよ!凄く面白い! (2014年10月9日 21時) (レス) id: 679b7f06a5 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ(プロフ) - アリア°さん» 初コメありがとうございます! 亀更新になりそうですが、暖かい目でよろしくお願いします!! (2014年6月18日 20時) (レス) id: 89ceca5609 (このIDを非表示/違反報告)
アリア°(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2014年6月18日 17時) (レス) id: a9e502fefd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スズカ | 作成日時:2014年6月11日 0時

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