俺はあんたに恋した哀れな人間【探偵チームKZ事件ノート】

おまえ ページ10

本当はスーパーに入ろうかと思ったけど荷物があったからやめた。


今は家の前のコンビニの自販機を見ている。


ブラックはあるな。


そしてコーヒーを飲んで、ゴミ箱に缶を捨てた。


その時の音に反応して、なにかがゴミ箱の後ろでぶつかった。


よく見ると、子猫だった。


今にも死にそうな。


とりあえず家まで走って帰る。


そしてコンビニの自販機の近くに来る。


ゴミ箱の後ろを見ると、まだ子猫がいた。


『おい、猫。おまえ、ひとりなのか？』


すること子猫は俺の前まで来た。


この子猫は、どこか俺に似てる気がした。


『おまえも俺と同じ運命を辿るんだな。来い、今日からおまえは俺の家族だ。』


俺はその子猫を飼うことにした。


俺が住んでるアパートは、確かペットOKだった。


とりあえず子猫の体を風呂で洗ってやる。


そして毛を乾かす。


俺の家にはドライヤーがある。


髪を伸ばしてるから。


毛を乾かした子猫をタオルに包んで持つ。


そしてまたさっきと同じように財布を持って家を出る。


動物病院に行くんだ。


でも、こいつの名前、決まってないないな。


種類も分かんないし。


俺の家から徒歩5分くらいのところに、動物病院はある。


とりあえず走るか。


そして動物病院に着く。


『すいません、捨て猫を飼おうと思ったんですけど、とりあえず診てもらえませんか？』


「分かりました。では、ここに、飼い主さんの名前を書いてください。こっちには猫の種類を書いてください。」


『あの、種類分かりません。』


「では、飼い主さんの名前だけで結構です。」


飼い主の欄に名前を書く。


そして診察まで、スマホで猫を飼うのに必要なものとかを調べる。


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診察が終わって、今は来た道を戻っている。


こいつの種類は、スコティッシュフォールドらしい。


今人気の猫だ。


診てもらったところ、体に異常もないし、元気そうだから大丈夫だと言われた。


ちなみメスだ。


毛の色はグレーで目の色は青。


まあ、俺みたいなヤンキー(自称)がこんな女子とかに人気の猫を飼ってるってのは、おかしいことではあると思う。


ただ、なんでか放っておけないんだ。


こういう…何だ？あの、自由な生活ってものができない奴を。


今日が金曜日でよかったよ。


家にはある程度の食材しか買ってないから、牛乳飲ませるくらいで限界だ。

問題ない→←あいつが

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