1.久しい人 ページ2
孤児「ルフお兄さん、ここ間違えちゃった…」
『ん?どこー?嗚呼ここね!ここ間違えやすいから僕と一緒にやろっか!』
先生「ルフさんあまり甘やかしすぎないようにしてください!こいつらは全員穀潰しです!」
『まぁまぁそんなこと云わないでよ〜、この子達だって子供で、人なんだよ?それを悪呼ばわりするのはどうかと思うなぁー』
黒髪で色白の青年、ルフが医院長と思われる人と云い合っている
先生「ッ…それはそうですけど!親なし子ですよ?そんな奴に泣く権利も何もない!」
そう云ったあと、医院長が壁に背中を強く打ち付けた
『ねぇ、親なし子だからなんだよ。人なのは変わらないって何回云ったら分かるわけ?なら僕も穀潰しだよね?だって僕も
_____________________親なし子なんだから』
そう冷たい視線で云い放ち、孤児の方へ向かって走った
仕事が終わり、家に帰るために歩いていると、後ろから「ルフさん!!」と呼ばれ、振り向くと、包帯を巻いた青年、太宰治が追いかけてきていた
『、?あぁ!!太宰!!久しいね!』
太宰「はい!ルフさん…最近大丈夫ですか?」
『ん?それどういうこと?』
察しがいいルフは、何かあったのか聞いてくる
太宰「その…最近、魔人がうろちょろしていて…」
魔人、魔人というのはフョードルドストエフスキーという露西亜人のことだ
『魔人がか…僕は何もないけど、僕の異能力を狙ってくるかもね…気をつけておくよ、仕事もしばらくは休む』
太宰「はい、気をつけてください!本当に!!」
『気をつけるってばww』
面倒臭そうにあしらいながら笑うと、家に送って帰ると太宰がしつこく云うものだから、わかったと渋々了承した
25人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆき | 作成日時:2023年2月11日 12時