短編後編 ページ20
「一彩くんはどうする?」
「うむ!僕も参加するよ。正々堂々勝負をお願いするよ」
19-7-16を狙うといいよ、と一彩くんに教える。彼の純粋な気持ちには応えたくなる。
なんやかんやで勝負が始まった。とりあえず安パイを攻めようか、考える。ある意味これは腕慣らしである。作戦はこれでいい、と思っていた時期がありました。
一応勝利を得た、が二人とも手強かった。燐音さんは何故か最高得点の20のトリプルを狙うし(思ったより当たる)、一彩くんは他の初心者に比べればとても正確だった。
まぁ私は経験者の意地で大人気なく勝利した。心の中でガッツポーズしました。
「A、勝負ありがとう」
「こちらこそありがとう」
と一彩くんは手を差し出してきたので握手をした。
「Aちゃんは強いねェ。俺っち完敗だなァ」
「僕も完敗だよ、でも次は負けないよっ」
「えへへ......ありがとう、でもまだまだだよ。また勝負しようね」
父さんや父さんの知り合い以外とダーツをやったのは初めてで、とても楽しくてにやけてしまう。私こんな幸せでいいのかな。でもまた一緒にダーツをやれることを願うくらいは許して欲しいな。
*というわけで短編終わりです。思ったより長くなってしまった......長々とすみませんでした。
燐音さんのセリフを書くのは難しいです。逆に一彩くんはすぐ思いつきました。この差はなんでしょう、素直なのか素直じゃあないのかの違いですかね。
話がまた変わるのですが、容姿とか明確に書いていないので皆さまの夢主ちゃんの姿形が気になりますよね。十人十色で面白いです。
こちらも長々とコメントすみません。これからもよろしくお願いします!
75人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月海 | 作成日時:2020年10月17日 20時