検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:26,155 hit

15 ページ14

「ぎゃははは!どけどけ邪魔だぜェ、骨抜き腸抜きくらげ野郎ども!」

燐音さんの声で現実に戻される。

「牙を抜かれ爪を磨かれ綺麗な『おべべ』を着せられた、魔物と名乗るのも烏滸がましい家畜の群れは引っ込んでなァ!」


言い方は悪いが、彼のいうことは間違っていない。最近のUNDEADは芸人活動のようなこともしていた。晃牙くんがそのようなことを憂いていたことも知っている。だからこれは『私』の責任だ。今までそれを改善しなかった私が全て悪いのだ。UNDEADには謝らなければならない。零先輩には昔からご迷惑をおかけしていたし。


彼は今日のライブを狙った理由がわかった。美味しい相手だの賭けだのギャンブルだの回りくどい言い方をしていたが要は勝てる相手だと思ったのだろう。だから挑んだ。それだけだ。なんだ、こんなのは賭けではない。ただの圧勝である。


「おいっ、お客ども!一夜限りの夢を見にきた俺っちたちの同胞よ!魔物という着ぐるみつけて踊る阿呆どもの出番は終わりっこっから先はお待ちかねの興奮と刺激的な夢の坩堝だぜェ!」

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月海 | 作成日時:2020年10月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。