peace 2 -jun- ページ8
・
どさ、ニノの手から、大量のレシートの束が落とされた。
目を見開く俺たちと、気まずそうに俯いた相葉さん。
殺されたって……え、？
小「連続殺人事件に、巻き込まれた。かな？」
聞き覚えのあるセリフに、見慣れない顔。
なんだか良くわからなくて、目をそらした。
・
相葉さんの親父さんが亡くなってるのは知ってる。だけど、まさか殺人だなんて思わなかった。
しかも…
a「はい。…そうです」
連続殺人事件に巻き込まれたって？
なんだよ、それ。
俺の時と、俺の親父と、同じじゃねーかよ。
小「そして君のお母さんは怪我を負ったんだってね？」
a「はい…でも、母ちゃんとはもう何年も会ってません。親父のことも…もう解決したんじゃ、ないんですか？」
詰まりながら出す声は、震えていて。
遠くにいるニノに、縋りたくなる。
小「そうなんだけどね…ある"疑問"が生じたんだよ。」
低くなった彼の声に、ふと顔を上げる。
…彼は、俺の目をじっと見ていた。
小「…松本潤君。まさか君のお父さんも、そうだったなんてね。」
心臓が止まる、とはこの事だろう。
a「え…？」
相葉さんも俺の方をみて、なんだこれ。どうなってんだ？
小「…それともうひとつ。
二宮くんのお母さんが殺されたという証拠の証言をしてくれたのは、彼女だったんだよ。
松本佳代子さん。
君の…お母さんだね。」
・
・
真っ暗な窓の外、カラスの鳴き声しか聞こえない。
そんな空間の中、誰もが自分の中の疑問と戦っていた。
・
n『どうゆう、意味ですか…』
小『まだ全て、確定した訳じゃないんだ。
だけど、松本君と相葉君のお父さんを殺した人は、恐らく同一人物だろう。
二宮君のお母さんも、もしかしたらそうかもしれない。』
n『でも俺たちが出会ったのは、最近で…』
小『その辺は今調べ中なんだ。
…実はあと一家族、殺されてるんだよ。』
m『え…？』
小『でも唯一の生き残りが、今何処にいるのかわからないんだよ。』
……なんの悪夢を見ているんだろう。
本当に、そう思った。
小杉さんの最後の言葉を聞いた時、無意識に彼を見ていたのは気のせいなのかな。
泣きそうな顔で俯く、翔さんを。
n「どうなってんのか、わかんねぇ…」
頭を抱えるニノと、放心してる相葉さん。
けれど一つずつ、パズルは完成に近づいていってることに、まだ気づいてない。
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ひまわり(プロフ) - ちー♪さん» ありがとうございます（＾Ｏ＾） 本当ですか？！それは本当に嬉しいです；＿； これからも頑張ります！！ (2015年1月3日 19時) (
レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ちー♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後には思わず泣いてしまいました・・・これからも応援しています♪ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 5698e14306 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます、ダラダラと続いたお話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます；＿； がんばります！！！ (2015年1月2日 20時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - こんにちは。完結おめでとうございます。とても素敵なお話で、毎回更新楽しみにしてました。新作楽しみに待ってます。これからも応援してます( ´∀｀) (2015年1月2日 13時) (レス) id: 5be1096a86 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 碧李さん» 有難うございます！！！そう言っていただけると、頑張った甲斐があります^_^ 次も宜しくお願いします！本当にありがとうございました（＾Ｏ＾） (2015年1月1日 13時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり
| 作成日時：2014年7月23日 22時
